今日の第42回明治神宮野球大会・決勝
大学の部、高校の部ともに、微妙な判定がありました
審判の判定は絶対だからこそ、間違えないで欲しいというのが選手の願いでしょう
野村投手の甲子園決勝、満塁からの「ボール」の判定も、後で相当、論議をよんだようですが
今年、プロ野球では、審判のかげにかっているのをいいことに、捕球してなかったのに、落ちた球を拾って、いかにもフライを捕球したかのようにアピールして「アウト」の判定になり、「実はノーバウンドで捕球してなかったこと」を臭わす発言をして、もめたことがありましたよね。
高校野球、大学野球では、そういうはったりはしないと思います
で、今日あった微妙な判定3つ
まず、愛知学院大×明治大
明治が6回に先制した、7回裏、愛知学院大の攻撃は、
1死3塁から、3番・田中が初球の低めをスクイズ
サードランナーは、大きく回り込んで、ホームにタッチ
判定はセーフ
これに、明治の川辺捕手が抗議
野村投手もマウンドからホームへ歩み寄り、ベンチからは監督も
どうも、身ぶり手ぶりをみていると、バントが「2度バット」だったという抗議のようでした
主審は塁審を集めて、協議
恐らく、1塁・塁審が一番よく見えていたと思います
その結果、判定は「ファール」、ノーボール、ワンストライク、ランナー・3塁で再開に
くつがえりました
すると、今度は、愛知学院大の監督がベンチから出てきて、笑顔で主審になにやら言っていました
このあと、主審が場内マイクを使って、「バットに2度ボールが当たったため、ファールとします」と説明しました。バッターはなにも言っていなかったので、恐らく2度バットだったと分かっていたんじゃないかな
これは、ちゃんと場内に説明があったので、問題なし
説明がつく判定であれば、それは「正しい」と思うのです
高校の決勝、愛工大明電×光星学院
2回裏、光星学院の攻撃
2つの4球で無死1,2塁から、送りバントがピッチャーライナーになって、セカンド・ゲッツー
2死1塁から、大杉の当たりはセンター右前へのふらふらっと上がった当たり
センター松原がつっこんで、キャッチしたとジェスチャーしましたが、
2塁・塁審の判定はワンバウンド。ここで、松原はボールを持ったまま、
塁審に抗議してしまい、その間にランナーはサードへ、バッターランナーもセカンドへ
真実はボールに一番近かった松原選手がもっともよく分かっていると思いますが、
審判が「ワンバウンド」したと判断したのだから、まずはセカンドへボールを返球しなきゃ
結果的には、次の木村が三振で得点にはなりませんでしたけど
この2つは、審判の判断がはっきりしているので、いいのですが
3つめのプレーは、なんでアウトなのか、説明がなかったので、
もやもやしています
リードしていたのは愛工大明電で、終盤、光星学院が逆転して迎えた9回表
2死から、中野がストレートの4球で出塁
バッター鳥居は、空振り三振
ここで、キャッチャー・田村が後逸したため、1塁にランナーはいましたが、2死なので、鳥居は振り逃げで1塁へ。
ピッチャー・金沢は、なにが起きたのか分かっていないようで、ガッツポーズもせず、
淡々とホームベースに歩み寄ってきました
捕手の田村は、1塁に送球はしなかったと記憶しています
なにか、時が止まったような感じになり、1塁ランナーの中野が2,3塁を蹴って、ホームに戻ってきました
しかし、そのまま、試合は終わっちゃいました
三振のボールをキャッチャーがノーバウンドで捕球出来なかったのは事実です。
バッターランナーにタッチまたは
バッターランナー1塁到達前に1塁への送球もしていません。
ファールチップなら、ツーストライクのまま続行のはずなので、
バットにボールは当たっていないはずです。
それでも振り逃げが認められないとしたら、
打撃妨害か守備妨害しか、わたくしには思いつきません
無死または1死なら、1塁にランナーがいると振り逃げは認められませんけど、
2死なら、1塁ランナーがいても、振り逃げ、あるはずです
キャッチャーミットがバッターが振ったバットに当たっていたとしたら、打撃妨害だから、ボールデッドで、バッターは1塁へ、1塁ランナーは2塁でストップで、次の打者へ。そうならなかったから、打撃妨害ではありません。
となると、守備妨害しか可能性は残りません。が、
守備妨害に当たるようなプレーは分かりませんでした。
場内マイクで説明もなく、しかもゲームセットになるプレーだったため、
あいまいなまま、試合が終わってしまったように感じました
あの最後のプレーはどうしてアウトになったのか、誰か教えて下さい!