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~前回記事からのつづき~

 

娘と息子に、

落石の危険のない場所

 

気をつけて、

あそこまで下りて!

 

と指示しました。

 

 

 

手で必死に圧迫止血している私に向かって、

夫は沈んだ声で言いました。

 

 

救助を頼むか?

 

 

その言葉に驚き、

事の重大性を感じつつ...

 

 

まずは、

冷静に状況をみることが大切と

と思いました。

 

 

わたしは、

外傷部位を確認しました。

 

 

ズボンは破れていない...

血まみれになった靴下、破れてはいない...

 

 

 

靴下をめくってみると、、、

 

グッサリときれた傷口から筋肉が見える…

開放骨折はない。

 

 

 

歩けるか?

 

と聞くと

 

やってみる と。

 

 

トレッキングポール(=ストック)を頼りに、

無事だった右足に体重をかけ、

ゆっくりと立ち上がってみました…

 

 

どうにか歩けそうだ

 

 

幸い骨折はなさそうでした。

 

歩けるのであれば、、、

歩いて車まで戻り、病院に向かおう! 

 

と決断しました。

 

 

 

なぜなら、そこは険しい山の中。

救助要請しても、

救助隊が到達するまでに時間がかかります。

 

 

歩けるのであれば、

自力で駐車場までもどり、

早く病院に到達した方がよいと判断しました。

 

 

 

事故現場での救急処置...

基本はまず外傷部位の洗浄です。

 

 

しかし、

私の手は圧迫止血をしていて、

手を離せません...

 

 

子供たちは

緊張した表情で

私の一挙一動を見守っていました。

 

 

 

息子に、

傷口を洗うから、ザックから水をだして

 

娘には、

圧迫止血できるものをだして

と頼みました。

 

 

娘も息子も

真剣にわたしの指示に従ってくれました。

 

 

 

息子がザックから出してくれた

水を見て、わたしは考えました...

 

 

基本は、外傷部位の洗浄、、、

 

 

しかし、

この状況下で、ここで外傷部位を洗浄したら、

出血のコントロールが難しくなるかもしれない... 

 

 

 

外傷部位はズボンや靴下で覆われていたので、

砂やがれきなどが付着しているわけではない...

 

 

 

よし!

このまま圧迫止血! 

そして自力下山!!

 

 と決断したのでした。

 

 

つづく...

 

 

 

 

【Dr.Junkoの山歩きの教訓 3つ】

 

1.現場の状況で、

  臨機応変に対処すること。

  自分ができるベストを尽くす。

  状況により、対応は異なる。

  ひとつの正解はない。

 

2.いかなる登山時にも、

  水(洗浄用)は携帯すること。

  登山や登攀中に、いつ、

  怪我人に遭遇するかわからない。

 

3.周囲に人がいれば、

  助けを求めること。

  今回、私はしばらく圧迫止血の手を

  離せず、子供達がいてくれて助かった。

 

 

 

※この後、どうなっちゃったの? 

と御心配くださっているあなた、

本当にありがとうございます🙇

 

御安心ください🙏

幸い、イノチに別状はなく、

夫は自宅で過ごしています。。。

 

内容が盛りだくさんなので、、、

連載にしようと思います。

 

次の記事で、

「つづき」もお読みいただけると嬉しいです。

 

 

なぜなら、

 

この事故から私は本当に多くのことを学び、

それが、少しでもあなたのお役にたてれば、

と願っているからです。

 

 

 

 

❅。.:*・゚♡・*:.。 。.:*・゚❅ ・*:.。 。.:*・゚♡・*:.。 。.:*・゚❅

 

 

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