大桑化石産地と甌穴 | みいのブログ

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「姉さん。はいっていい?」
などと私はよく姉と一緒の床にはいってねるのであった。姉はいろいろな話をした。医王山の話や、堀武三郎という、加賀藩の河師の話などをした。・・・・・・・・・
犀川の上流の大桑の淵に、ぬしの住んでいてよく馬までも捕らわれるということがあった。 (室生犀星、幼年時代より)

先週は伏見川の甌穴を紹介したが、近くに行けずなんかよくわかんない。
ということで、堀武三郎も行った大桑に

ここは先週紹介した甌穴の地層と同じもの
約100万年前の地層である。

大桑貝殻橋の上、下流にその地層があり河原に降りることもできる
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あちこちに甌穴があり昔だったら、もっと水位が高かったろうから、馬を捕らえるほどの”ぬし”がいてもおかしくなかったのかもしれないね

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大桑化石産地と言われるほど、化石が露出している
数年前にはクジラの頭部の化石が出てきたらしい

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貝の化石、特に二枚貝の化石は気候を知るに重要らしい
二枚貝が一対になったものは生きた貝の化石。すなわちこの地で生活していた貝ということになる。

ここにはまた、死んだ貝、貝殻が外れてばらばらになったものが層になっており、寒い時期と、温かい時期が相互にやってきたことがわかる。・・・・ということである

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こういう地層を、そして、化石を見ることで遠い、遠い昔を知ることができるんですね

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