最近のバレルって、虹色のグラデーションがすごくキレイでステキですよね
こんな感じのとか↓↓
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ピンクきれい!!あとこんな感じのとか↓↓
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でも、色が付いてるってことは、ダーツが上手ければ上手いほど、バレル同士の接触でどんどん削れていくんですよね〜。。ずっと美しいままではないのね。。
とくに上に上げた2点のバレルはどちらもバレルのフロント側にカラーがついています。ダーツってリア側よりもフロント側の方がよく削れるからなおさら・・かも。
でもキレイなので良いな〜欲しいな〜って思ってました!!
でも、色々なメーカーやモデルでカラーバレルが出ているのですが、なかなか私の好きなカットのものとかが無かったり、あとやっぱりお高かったり(ここネックw)
そして私はDMCのHAWKがダーツ初めた時の初マイダーツで、2008年くらいに買って、未だにHAWKなので、できればホークで色付きがあれば良いなと思っていたんです。まぁ、実際にはあるんですよ、バトラスモデルという、バレルのフロントとリアをパーツ交換できるやつ(でもバトラス欲しいわけでもなく)
それに、そういえばフュージョンモデルって前重心になったり、元の形と同じでも重心変わっちゃうんですよね
で、DMCのHAWKにフュージョンモデルが無いのなら、
実際に自分で作ってしまおうと思いまして!!!(笑)
まず、最終的に完成した私のDMC HAWKのフュージョン風モデルを御覧ください↓↓
じゃ~ん!!キレイでしょ?!??
2008年から使ってて一応Aフライトなってたりしたのでバレルはかなりボロボロだったのですが、なんだか蘇った感じです
しかも市販されているフュージョンモデルのように、バレルの前後で色を変えてみました!フロント側は、タングステンそのままの色★こうやって見ると、DMC ホークにフュージョンモデルが本当にあるかのようですねしかも、チタンじゃないから重心位置はそのまま!!ここ重要
ではでは、実際にきゃし〜がどうやってフュージョン風モデルを制作したかの説明にはいらせていただきますね(笑)
簡単に工程を説明すると、
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1)バレルを磨く(新品バレルなら必要なし)
2)バレルを洗う(脱脂)
3)コンロの火に突っ込む!!
4)時間管理する
5)冷たい水に突っ込む!!
6)色の必要ない部分を磨く
で完成!!
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意外と簡単な感じで書いていますが、いきなり高価なDMC HAWK(しかもメインで使ってるバレル)を火に突っ込むのは失敗(焦げたり溶けたり割れたりの可能性)がコワイので、家にある他のバレルで試してから本番に向かいました★
なんで火に突っ込むの?と思いましたか?
バイクのマフラーって、虹色で綺麗なものありますよね金属って高温にさらされると色が変わるというということは、なんとな〜く見て感じていました、そう、フライパンの裏側とかもなんだか、油ひいたかなと思うような虹色なときとかありますよね。実際、小学生の時にごっすん釘を熱してハンマーで打ち付けてナイフ作るとかやってたときも(危ないから良い子の皆はあまりマネしないでねw)ごっすん釘の色がキレイになったのを思い出しました
とりあえず、火にかければ金属は色が変わる!!
でも、どれくらいの温度でどのくらいの時間やれば良いのかとかわかりません。しかも、市販のバレルは綺麗な色のグラデーションがかかっています。
そこでネットで調べると、金属の温度別の色のデータみたいなのがありました!!
それを見て「温度ムラがあればグラデーションになるな」と思いました。
そして一番低い温度のところが黄色で高いところが青になるっぽかったので、
金属って熱が伝送していくし、バレルの先っちょの方だけ火にかければ、熱が伝わってきて綺麗なグラデーションになるかもと考えました
で、実際にテストで使ったのはTARGETの梵天です(好きなバレルなんだけどゴメンナサイ)
奥がそのままの状態のバレル。手前が火に突っ込んだバレルです。
時間は3分。黄色から紫のグラデーションがかかっているのがわかります。
でも……。なんか……。キレイじゃない
なぜだ・・・あっ、バレル自体が経年劣化でザラザラでくすみまくってるからかも!! というわけで、くすんでいたバレルをヤスリで磨きました。
ヤスリの番手は360番⇒600番⇒コンパウンドが家にあったので使ってみました
キレイになりました!!まるで新品のよう!!
もっとヤスリの番手を考えて、1200番使った後にコンパウンド使うと多分ツルッツルになるんだけど、バレルでそこまでつるつるだとすっぽ抜けがコワイので360番からの600番で笑)
じゃ~ん!!!!めっっちゃキレイに色つけできました!!やっぱりバレル自体の表面のくすみが、キレイにならない原因でした!!
最初のテストはティップ側でしたが、個人的に、前述したようにバレルのフロント側の方が削れやすいので、リア側にのみ色付したかったので、今度はリアのみにしてみました!!火にかける時間は、なんと1分ジャストです!!
バレルの形の違いによる、今回はバレルの厚みですね。梵天のフロント側は厚みがあるので、3分やってもそんなに変わんなかったんですが、リア側は金属の厚みがそれほどないので1分でとてもキレイに色つけすることができましたそれにしても綺麗な色と形・・・なんだか私の好きなルアーを見ているようです(笑)
釣りの王様、村田基さんの金属ルアーを見てるよう・・(笑)
そうそう、説明忘れてた!!金属を火に入れる行為を「焼入れ」というのですが、焼入れ後は速やかに、急速に冷却する必要があるようです!!金属をしめる!ということで、金属に硬度を持たせることが可能となるようです!!
だいたい15度の水が良いそうですよ!ということで私も、熱した後は素早くバレルを水の中へ ジュッ!!と入れてます。水に入れないと「焼きなまし」といって金属が柔らかいまま固まるので、かなりバレルの強度が落ちるようです!!あと、水に入れて冷やさないと、自分が好きな色味になったところで火から離しても、熱が伝導して全体的に色が汚くなっちゃったりするので、冷却大事!!
上の画像は、左奥が梵天そのまま、真ん中が最初にテストで火に突っ込んだもの、右手前がバレルを磨いた後に焼入れをしたものです。
テストでコツや傾向を掴んだので、実際に本番のホークで制作するときも、しっかり時間は計りました!!でもバレルの形状ごとに時間が違う他にも、たぶん材質の違いもありました!! DMCのホークは、火に入れた瞬間から、炎の色が緑色に変わって綺麗でした。なんだろう、やっぱり同じタングステンダーツでも割合とかが違うのかな。
DMC HAWKの場合は2分30秒、シャフト側の先の方だけ火の中に突っ込むと、こんな感じで綺麗なグラデーションになりましたちゃんと時間を計測しているから、3本ともほぼ同じ色合いとなりました!!成功成功
でも、やっぱり2008年とかなり昔のバレルでバレル同士のぶつかりで凸凹がヒドいのと、あと焼入れするときに忘れていたことが・・
脱脂してなかった!!
日常ダーツしててこんなにアップでバレル見ること無いけど(笑)良くみるとツブツブと色が違う。これは、汚れとか油をちゃんと取ってなかったのが原因かもしれません
でもこれがキレイだったり味があって良い感じだったりするので良いです(笑)
2008年から愛用している初購入マイダーツ、長年の相棒なのになんだかものすごく新鮮良い気分転換になりました笑)気分転換にバレル変えるのも良いというけど、この場合全く同じなところがまた良い笑)
あ、もちろんやる場合は自己責任でお願いします(笑)金属は急に熱したり、急に冷やしたりすると、割れる可能性もありますよ〜
はっ、気づけば恐ろしいほどの長文ブログに!そうそう、このバレル制作している時も楽しくてワクワクして時間のたつのも忘れてました。ベッドの上でもバレル触ってウキウキわくわくでした(遠足前の小学生のように、その日テンション上がって寝れなかった(笑))
★追記:2017/0712:
このブログを書いてしばらくすると、自作フュージョン(風)バレルの色が少しずつくすんできました。。。その原因やくすんだバレルなどについてのブログを書きましたので、コチラも合わせて御覧ください↓↓↓
ブログ記事:自作フュージョンバレル風モデルはすぐにくすんじゃうかも!? その原因は・・・
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