旧統一教会と「関係アリ」国会議員リスト入手! 安倍政権での重要ポスト経験者が34人も | 渾沌から湧きあがるもの

 

旧統一教会と「関係アリ」国会議員リスト入手! 

安倍政権での重要ポスト経験者が34人も

 

 

 

 

安倍元首相の暗殺事件でクローズアップされている旧統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)と自民党の関係。山上徹也容疑者(41)の供述によれば、昨年9月に安倍元首相が統一教会の関連団体「天宙平和連合(UPF)」のイベントにリモート出席した動画を見て殺害を決意したという。

 

実際、旧統一教会の政界への浸透は凄まじい。日刊ゲンダイは旧統一教会と関係のある国会議員112人のリストを入手。ジャーナリストの鈴木エイト氏が長年の調査によってリストアップしたものだ。

 

「統一教会との関わり方はさまざまですが、議員本人のイベント出席や秘書の代理出席、祝電など、教団側が時限的に発表していた画像や残っている公開資料で確認できたものをリスト化しています。公になっていないだけで、関わりのある議員は他にもいると考えられます」(鈴木氏)

 リストを見ると、やはり自民党議員が圧倒的に多い。衆院議員78人、参院議員20人が統一教会系の団体等との何らかの関わりが確認された。野党でも立憲民主党6人、日本維新の会5人、国民民主党2人が関わりを持っていた。そのうち閣僚、党幹部の経験者だけでも34人に上る(別表)。

 イベント参加や祝電のほか、米国で発行されている統一教会系の日刊紙「ワシントン・タイムズ」や機関紙「世界日報」にインタビューなどが掲載されたケースもあり、献金を受け取っていた議員もいる。

 

 

◆統一教会から支援を受ける議員を政務三役などにどんどん登用

 

そして、旧統一教会との関わりが認められる議員の多くが、第2次安倍政権以降、大臣や副大臣、政務官などに起用されてきた。2019年の第4次安倍第2次改造内閣では、閣僚20人のうち10人が旧統一教会関連だった。


「以前はこれほど関係を大っぴらにはしていなかったのですが、第2次安倍政権以降、教団も政治家も親密な関係を隠さなくなった。安倍元首相が統一教会から支援を受ける議員を政務三役などにどんどん登用したため、アピールするかのように国会議員が統一教会系のイベントに関わるようになりました。『頼まれてメッセージを送るくらいよくあること』と擁護する声もありますが、政治家の影響力を考えれば、これだけ問題のある団体に祝電を送ればお墨付きを与えることになる。それが新たな被害を生むかもしれないということは少なくとも考えるべきでしょう。『統一教会の関連団体とは知らなかった』では済まされません」(鈴木氏)

 

 大メディアは旧統一教会を糾弾するだけでなく、政治とのズブズブ関係もしっかり報じるべきだ。

 

 

 

 

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第4次安倍改造内閣の知っておくべき側面。

統一教会系閣僚11人、その他の問題集団との関係も枚挙に暇なし

https://hbol.jp/202356/2

さんより転載

 

 

統一教会と関係の深い議員が多数入閣。その一人、菅原一秀の経産相抜擢に見る、「菅政権」への布石〉でジャーナリストの鈴木エイト氏が、第4次安倍再改造内閣における統一教会系閣僚の顔ぶれをリポートしている。

同内閣での統一教会(世界平和統一教会)系閣僚は11名。副大臣や政務官、党役員などを含めると総勢21人にものぼる、まさに「カルト内閣」だ。

 

 

しかも今回の内閣では、統一教会以外の問題集団と関わりを持つ議員も多い。

「カルト」と断定すべきかどうかはともかくとして、問題のある宗教団体やニセ科学集団などとの関わりを検証したい。

 

 

 

◆昭恵夫人も関わる偽歴史教

 

閣僚4名、副大臣4名が関わりを持っているのが「不二阿祖山太神宮」(山梨県富士吉田市)。

偽の古文書とされる「宮下文書」を根拠として、200~300万年前の富士山麓(富士高天原)に天皇を頂点とする「富士王朝」(古代富士王朝)があったとする世界観を教義としている。

その文明において天皇家縁の神社だったのが「不二阿祖山太神宮」で、その再建を謳っている。  

人類の誕生は約100万年前と言われている。200~300万年前と言えば、まだ猿人・アウストラロピテクスの時代。天皇を頂点とする王朝などあるはずもない。  

 

またこの宗教団体は09年に設立されたもので、そもそも「富士王朝」なるものとは関係がない。「病気が治る奇跡の水」なるものを販売していた過去もある。  

 

特に問題なのが、関連NPO法人の名義で年1回開催しているFUJISAN地球フェスタWA

学研『ムー』編集長を講師に招き「富士高天原ツアー」や「富士王朝」に関する講演会を開催するなど、教義に結びつけるような企画を含んでいた年もある。  

 

このイベントの初期に「代表発起人」と「名誉顧問」を務めてきたのが安倍首相の夫人・昭恵氏だ。彼女が関わりを持つようになって以降、多い年には47もの行政機関から後援を取り付けた。また70名近い国会議員が顧問などを務める。  

 

そのうち、今回入閣したのが、田中和德・復興大臣、武田良太・国家公安委員長、竹本直一・IT

担当大臣、西村康稔・経済再生大臣。副大臣では義家弘介氏(法務)、牧原秀樹氏(経産)、御法川信英氏(国交、内閣府、復興)。政務官では中谷真一氏(外務)、青山周平氏(文科、内閣府、復興)だ。  

 

田中・復興大臣は2018、2019年の「FUJISAN地球フェスタWA」の特別顧問及び代表発起人で、ほかは全員2015~2019年の間、連続で顧問等を務めている。  

 

不二阿祖山太神宮は、いわゆる「カルト」のような事件を起こしているわけではない。

 

しかし「FUJISAN地球フェスタWA」は子供連れ客の来場も想定した内容で、教育委員会などの教育関係機関も多い年で17も後援についている

 

しかし、偽史に基づいた宗教イベントに国会議員ばかりか子供まで巻き込んでいるというのは明

らかに問題だ。カルトというよりニセ科学に近い問題を抱える団体と捉えるべきか。

 

 

 

◆「偽装勧誘」を行う霊友会

 

次に多いのが「霊友会がらみ」だ。高市早苗・総務大臣、加藤勝信・厚労大臣、西村康稔・経済再生担当大臣がそれぞれ、過去に自身が代表を務める自民党支部や政治団体から霊友会や関連団体に会費を支払っている。

 

小泉進次郎・環境大臣は会費支払いはないものの、2015年に霊友会創立祭に出席した。  

 

霊友会も「カルト問題」の現場で取り沙汰されることは殆どない。

 

しかし勧誘手法にかなり問題がある。  霊友会は伊豆の山奥の研修施設で定期的に合宿を行っている。お題目やお経を唱える完全な宗教合宿だ。これに、信者が知人などを誘ってくる。

 

ところが、霊友会の宗教合宿であることを知らせないまま知人などを誘って連れてくるケースが複数確認されている。  

 

正体を隠した勧誘は、統一教会などの典型的なカルト宗教の手法と変わらない

 

 

 

◆「幸福の科学大学」認可申請を仲介した萩生田氏

 

幸福の科学に関わっている閣僚は萩生田光一・文科大臣1人だけだが、関わり方がややディープだ。

 

幸福の科学は14年に「幸福の科学大学」を開設すべく文科省に認可申請を行った。

この時、教団側と文科省側の仲介役だったのが萩生田氏だ。  

 

文科省側から大学の計画内容の変更を求められた際、幸福の科学側が反発。そのとき萩生田氏が

「学長を変えれば(大学を)開設できる」などという趣旨のアドバイスを幸福の科学側に対して行っていたことが、「幸福の科学大学(仮称)」の公式サイトで教団側が発表した文書で明らかになっている(現在は削除されている)。  

 

幸福の科学大学は、教祖・大川隆法総裁が霊を呼び出したと称して喋る「霊言」を、科学的に証明されたものとして扱う授業を予定していたことを理由に、認可申請は「不可」とされた。

 

また申請過程で関係者が文科省職員を脅すかのような言動をとったり、当時の下村博文・文科大臣の霊をおろしたと称する「霊言」の書籍を文科省の諮問機関である審議会関係者に送りつけるなどしたことから、5年間は認可しないとのペナルティも課された。  

 

今年2019年に、この「喪」が明ける。10月に再び申請を行う予定だ。

 

奇しくも、かつて仲介役だった萩生田氏が、今度は文科大臣として申請を受ける側として関わる

ことになる。  

 

宗教関連でもうひとつ、安倍首相が関わっているのがワールドメイト

過去、高額な伏せを支払った信者から訴訟を起こされたり、批判的な報道を行ったジャーナリストや出版社を片っ端から訴えるなどしてきた「訴訟カルト」。

 

近年も、天災を予言して、それを防ぐためと称して信者からカネを集めるなどしている。  

こんな教団の教祖・深見東州(本名=半田晴久)の誕生会に、安倍首相は毎年花や祝電を送っている。

 

 

◆ニセ科学やスピリチュアルも

 

宗教ではなくニセ科学スピリチュアルと呼ばれる分野の集団との関わりもある。  

 

高市・総務大臣と橋本聖子・東京五輪担当大臣が参加しているのが、「自民党統合医療推進議員

連盟」。ほかに副大臣2名、政務官も2名いる。  

 

統合医療とは、一般的な医療との統合を謳い文句に民間療法を医療分野へと押し上げようとする

運動。そこには、科学的根拠がすでに否定されている「ホメオパシー」も含まれている。  

 

ホメオパシーについての詳細は省くが、大まかに言えば単なる砂糖玉(病状を引き起こす成分を希釈震盪したものを配合している、と謳われている)を飲むことで病気が治せると信じている民間療法だ。単なる砂糖玉なので、それ自体には害はない。

 

しかし推進団体や信奉者の中には通常の医療で使われる薬やワクチンを否定し医療を忌避する者

もおり、それゆえの死者も出ている。  

 

10年には朝日新聞がこの問題を大々的に報じ、日本学術会議や日本医師会といった科学・医療関係の団体がこぞって、医療現場からのホメオパシー排除を訴える声明を発表する騒ぎも起こった。 

 

このホメオパシーも含めて推進している業界団体が日本統合医療学会。閣僚が加わっている前述

の議員連盟は、厚労省などの担当者まで出席させて、この学会の名誉理事長の講演会を開催する

などしてきた。

 

 

◆「親学」と安倍総理の深い関係

 

安倍首相西村大臣は、「親学推進議員連盟」の所属。特に安倍首相は議連設立時の会長だ。  

親学とは、日本会議の主要メンバーである教育学者・高橋史朗氏が提唱する子育て論だ。

当然、復古的傾向が強い内容だが、中でも発達障害は親のしつけが悪いことが原因であり、伝統的な子育てをすることによって予防できるとする主張が、科学的根拠がない誤解や偏見であるとして批判されている。  

 

民主党政権時代の12年、一般社団法人「日本発達障害ネットワーク」が親学推進議連の安倍会長宛に、親学の問題を指摘する文書を送付。

 

14年に成立した第二次安倍改造内閣も、閣僚に4名の議連メンバーがいるとして問題視され新聞でも取り沙汰された。  

 

2015年に活動を休止した「人間サイエンスの会」という団体がある。

宗教や神秘体験、「高次元のインスピレーション」等々、あからさまにスピリチュアルなテーマの講演会を173回も開催してきた。  

 

この団体に関わっていた閣僚は確認できないが、下村博文・党選対委員長は同会の幹事長を務めていた。自身が代表を務める自民党東京都第11選挙区支部から2013年に同会への会費1万2000円を支払った記録も、政治資金収支報告書に記載されている。

 

宮下一郎・内閣府副大臣も、同会の事務局長だった。  

 

かねてより批判が多い保守勢力の日本会議神道政治連盟等も含めると、恐ろしいことに「無傷の閣僚」が1人もいない。それが第4次安倍再改造内閣の実態なのである。

 

 

 

 

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安倍元首相銃撃事件で注目の旧統一教会「主導イベント」

国家公安委員長が呼びかけ人だった!

 

 

 

月12日、会見をおこなう二之湯智・国家公安委員長(写真・時事通信)

7月14日、二之湯智(にのゆ・さとし)国家公安委員会委員長は、安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件を受け、警察庁が設置した検証チームを奈良県警に派遣することを明らかにした。二之湯氏は会見で「本日の委員会でも活発な議論があった。国家公安委員会としては、警護警備の見直しにつながるよう、しっかりとした検証を行うよう警察庁に指示した」と語った。

 

「今回の事件で、警備に問題があったことは岸田文雄首相も指摘しています。中村格(いたる)警察庁長官、警察庁を管理する立場である国家公安委員長ともに、進退問題に発展することは間違いないでしょう」(政治部記者)

 

国家公安委員長である二之湯氏は2021年、岸田内閣で初入閣。京都市議を経て、2004年の参院選で初当選し、3期務めたが、今回の参院選には出馬せず、引退する意向を示している。

二之湯氏といえば思い起こされるのが、2022年2月に「文藝春秋」が報じた「マネーロンダリングによる現金配布」だ。自民党京都府議連が国政選前に候補者から集めた現金を地方議員に配っていた問題で、二之湯氏は「買収の意図はない」としながらも現金を配っていた事実を認めている。

 

だが今回、さらに大きな問題になりそうな事案がクローズアップされている。それは、二之湯氏と「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」との関係だ。

 

「2021年4月、国立京都国際会館で『新型コロナ終息を願う京都1万人祈りの集い』というイベントが開催される予定でした。実行委員長は旧統一教会の京都教区長で、『天の父母様聖会・世界平和統一家庭連合』や教団系列組織『京都府平和大使協議会』などが共催しており、実質的に旧統一教会の主導イベントであるのは明らかです。その『呼びかけ人』に名を連ねているのが二之湯氏なのです」

 

そう説明するのは、旧統一教会の問題を追い続けているジャーナリストの鈴木エイト氏だ。

「イベントは結局、開催されませんでしたが、旧統一教会のイベントに国立の施設が使われるのは問題です。二之湯智議員は同会館の元職員であり、何らかの口利きをした、といわれてもおかしくありません。このイベントのチラシには、二之湯氏のほかにも世話人として、田中英之衆院議員、木村弥生衆院議員、繁本護衆院議員の、計4人の京都を選挙区とする国会議員が名を連ねています。4人の国会議員に旧統一教会との関係をきくため質問書を送ったのですが、どの議員からも回答はありませんでした」

 

安倍元首相銃撃事件で注目を集めている旧統一教会。そこが関連するイベントで、警察組織を管理する立場の国家公安委員長が呼びかけ人を務めていたとは……。

 

だが、政治家が旧統一教会と関わることで得られるメリットはあるのだろうか。

「政治家が教団に求めるのは『票集め』ではありません。選挙戦での運動員、事務所スタッフなどの『人的貢献』です。それは政治家が何よりほしがるもので、教団は無尽蔵に提供してくれるわけです。政治家と旧統一教会――その関係は、世間一般の人たちが思うよりも、ずっと深いものなのです」(鈴木氏)

 

本誌はあらためて二之湯氏の事務所に、旧統一教会との関係について質問書を送ったが、期日までに返答はなかった。

 

 

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こちら2014年の記事になりますが

 

山谷えり子国家公安委員長 

今度は「統一教会」との親密関係が問題視

 

 

 

「国民が国会に信頼を持てなくなる状況は残念なことだ」。

10日の閣議後会見で、野党のヤジが批判されていることについて、こう言っていた山谷えり子大臣。自分こそ、ヘイトスピーチ団体元幹部との“記念撮影”など、国民不信の原因をつくっている張本人なのに、よく言えたものだ。海外メディアからもバッシングを受けている。

だが、霞が関で「ヘイトスピーチ団体よりもタチが悪い」とささやかれ始めているのが、「統一教会」との関係だ。

統一教会は、霊感商法で社会問題化した宗教団体。公安調査庁も98年の参院法務委員会で、「統一教会が種々社会的な問題を引き起こしている団体であるということは十分承知している」と認めている。

 

ところが、山谷大臣はそんなことはお構いなし。衆院議員だった2001年11月に統一教会系の「世界日報」に登場。「夫婦別姓は福音か」と題した記事で、夫婦別姓に異論を唱えている。一部週刊誌では2010年7月の参院選で、統一教会の政治団体の全面支援を受けていた疑惑を報じられている。警察庁を管理する国家公安委員会のトップが、国が問題視する団体と「深い関係」なんて冗談ではない。

 

山谷事務所にあらためて感想を聞くと、何ら音沙汰なしだ。安倍内閣にはまともな大臣がいない。

どいつもこいつも安倍内閣にはマトモな大臣がいない。松島法相、塩崎厚労相、山谷国家公安委員長……。閣僚のスキャンダル連発で倒れた第1次安倍内閣のようになってきた。野党は徹底追及するべきだ。

 

 

 

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勝共連合兼UPF会長が安倍晋三ビデオメッセージ撮影の舞台裏を語る。「1人で喋ってんの、興奮して」「ベラベラベラベラ」

 

 

 

 

 

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日本における統一教会の活動と その問題点 

―活字メディアで報道された批判を中心に―

 

http://www.rirc.or.jp/20th/Rirc20th_inbound8_Fujita.pdf

 

 

 

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