イベントの自粛中止をお願いする一方、政治家パーティや東京マラソンはOKな不思議な国日本お憑かれ | 渾沌から湧きあがるもの

 

 

東京マラソン「大規模イベントに当たらない」 

日本陸連、予定通り開催

https://mainichi.jp/articles/20200227/k00/00m/050/238000c

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府による約2週間の大規模イベント自粛要請を受けて各地でスポーツ大会などの中止や延期が相次ぐ中、日本陸上競技連盟は27日、3月上旬に開催する東京マラソンやびわ湖毎日マラソンなどについて、「参加選手が数百人で大規模イベントには当たらない」として予定通り開催する考えを明らかにした。

 

実施するのは、3月1日の東京、同8日のびわ湖毎日と名古屋ウィメンズの東京オリンピック代表選考会を兼ねた3大会。一般参加を取りやめるなど規模を縮小しており、参加選手は東京が約200人、びわ湖毎日が約300人、名古屋ウィメンズは約130人の見込み。

 

3大会を主催・共催する日本陸連の風間明事務局長は「マラソンで大規模は数千、数万人を指す。自粛要請前に規模縮小の対応も取った」と説明した。

 

政府は「大規模」の基準を設けておらず、開催の可否はイベント主催者の判断に委ねている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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自粛要請の今、側近が立食パーティー 首相「ご苦労様」

https://www.asahi.com/articles/ASN2W728SN2WUTFK01M.html

 

 

 

秋葉賢也首相補佐官(衆院宮城2区、自民党)が26日夜に仙台市内で、立食形式の政治資金パーティーを開いていたことがわかった。

 

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、安倍晋三首相が国民に大規模イベントの開催自粛を呼びかける中、首相を支える補佐官がパーティーを開催したことに、批判が上がっている。

 

秋葉氏の地元事務所などによると、パーティーは、秋葉氏の著作「世界の刑務所を訪ねて 犯罪のない社会づくり」の出版記念として午後6時から開催した。立食形式で約200人が集まったという。

ゲストとして出席予定だった河野太郎防衛相は欠席した。

 

秋葉氏は、自粛要請のさなかに挙行した理由について、「物理的に中止という選択肢はなかなか難しかった」「宮城県を含め東北6県とも感染者は出ていない。これから起こるリスクも極めて低いと予想された」などと説明した。パーティー会場では消毒液を用意。時間も短縮し、1時間強で閉会したという。「(同じ宮城県選出で元防衛相の)小野寺(五典)議員も感染者の出ている東京でやっている。補佐官だからといって私だけ着目されるのはどうかと思う」とも述べた。

 

だが、感染症の専門家らでつくる政府の専門家会議は、パーティー開催の2日前にあたる24日に、感染拡大を防ぐために立食パーティーや飲み会などを避けるよう呼びかけていた。

 

また、政府も25日にまとめた基本方針では、イベント開催を「全国一律の自粛要請を行うものではない」としながらも、「開催の必要性を改めて検討するよう要請する」とした。

 

26日昼には首相自らが自粛を要請し、コンサートなどの大規模イベントが各地で中止となった。

 

共産党の小池晃書記局長は27日、「国民には様々な協力を求めている中で、はなから側近が首相指示を無視するとは。政権のガバナンスは完全に崩れている。開いた口がふさがらない」と批判した。

 

安倍首相は27日夜、首相官邸で記者団から秋葉氏の立食パーティー開催についての見解を問われ、「ご苦労様」とだけ語った。