先月「二度と見られない風景」と題して取りあげたピッピみどり坂のスカイレールは、実際もう動いている姿を見ることは出来ません。

 

スカイレールの廃止はそれ自体が唯一無二の存在だったため、全国ニュースで取り上げられ、知名度が高いと言ってよいかもしれませんが、身の回りを見渡してみるとひっそりと消えていくものたちが意外に多くあることに気づきます。

 

きのう「街並みの変化」でとりあげたインディアンビルがそうですが、近所にあった建物がいつのまにか解体されて駐車場になっていたり、新しいビルが建っていたりすることはよくあることです。

 

同じことは岩国基地で米軍や海上自衛隊が運用している飛行機たちにもあることで、ここ数年目にすることがなくなった機種は片手では余るほど、広島市域を走るJRの車両でも、国鉄時代のものは駆逐されています。目にするのは赤いステンレス製の新型ばかり、博物館の異名のある広電でさえ旧大阪市電の車両はほとんどが解体されていて市内を走っているのを見るのは新型がほとんどの状況となっています。

 

旧いものは消え去るのが運命かもしれませんが記録に残すことはできます。きょうはそんな運用からはすでに外され、線路の上を走る姿は二度と見られない電気機関車の写真を一葉載せてみたいと思います。

 


山陽本線を行くEF66形電気機関車(撮影日:2010.2.14)

 

EF-66が写っている写真は散歩中にたまたま撮ったこの一枚しかなく、ピンぼけなのが悔しいところ…。

 

写真の車両は21号車で、すでに廃車となっておりもう二度と見ることは出来ません。