ハチクマの渡りが終了し、ちょっとしたロス感に捕らわれておりますが、気を取り直して天気が崩れる前にちょっと動いておこうと、芸北周辺をぐるりドライブしてまいりました。
杉林ではサンコウチョウが縄張り争いで大騒ぎ、窓を開けてクルマを走らせているとアカショウビンが頭の上で大きな声で驚かせてくれます。
各所に設置してある巣箱をチェックすると、ブッポウソウが順調に入っていてすでに抱卵しているように見え、季節が巡っているのを感じます。
夏鳥たちの姿を見て安心しているところですが、気になるのはまだ居残っている冬鳥たちのこと…、近場の里山では先日まだシロハラがエサを探して林床を歩いておりましたし、芸北ではジョウビタキがバス停に停まっているのを見ました。
今いる冬鳥たちは、怪我をして渡って行けなかったのかもしれませんが、温暖化のために季節感がずれているようで何だか気になるのです。
帰り道にヤマセミが飛んでいないかと立ち寄った池では、ただ一羽ですがオシドリに出会いました。
新緑を通り越して、深緑の中を泳ぐオシドリ
冬場には数十羽のオシドリが群れでいて、旅立つ前はみんなで飛び回って旋回し、渡りの練習をしているのが見られる場所ですが、この日はこの子一羽だけ。
何かの理由で飛べなくなっているのかもしれませんが、無事に夏を過ごしてくれるとよいがと願うところです。