桜の花が咲くとこころが浮き立ち、あちらこちらへ花見に繰り出すのを若いころから習慣にしているawakinです。

 

花見に行くときは桜だけではなく、野に咲く山野草や野鳥、茅葺のおうち、地域の美味しいものなど目に入る興味を引くものすべてを愉しむようにしています。

 

先日は芸北で花を咲かせる桜木を三本訪ねてまいりましたが、途中クルマを走らせていると道路脇から一羽の鳥さんが飛び立ちました。

 

田舎道を走っているとよくあることで、狭い山間路でキセキレイが道案内をするように避けずにクルマの前を飛び続けたりするのはたびたび経験しています。

 

ただ今度の鳥さんはちょっと大きくて茶色い猛禽、ふつうは遥かに舞い上がって消えていくことが多いですが、百㍍ほど離れた電信柱にふわりと停まってくれました。

 

 

 

車窓から双眼鏡を覗くと胸の模様しか見えず、オオタカ?と思いましたが、少し移動してレンズを向けると飛び出してしまいました。

 

たいていは山の端に消えていってサヨウナラとなるのですが、クルマから降りて空を眺めていると再び現れて出て頭上を旋回してくれました。

 

停まっているときはオオタカかと思いましたが、飛翔する姿を見れば一目瞭然、前日に姿を現したというサシバでありました。

 

広島市近郊でもすでに姿が見られ、ハチクマよりひと足はやく渡って来ているようです。

 

これからの楽しみな季節の始まりを予感させる出逢いでありました。