ずっと昔から桜の咲くこの時期は、広島市近郊から里山、さらには山奥と、桜前線が北上するのに従って、県内各地の桜花を北へ北へと楽しんだものです。
その頃は各所の観光協会などのHPも充実していて、日ごとに開花状況など公開しておられましたが、平成の大合併の弊害か町域が広がって管理しきれなくなったようで、芸北周辺の桜情報は2010年を最後に更新されなくなりました。それで、今は写真ブロカーの記事が更新されるのを参考にして見ごろを推定するようにしています。
そんな写真ブログのひとつに芸北周辺の桜花は週末が見ごろとあったので、お天気がよかった(良すぎた?)週末の昨日、旧芸北町内を駆け足で巡ってまいりました。
強光トップでどうしようもないせいか、桜木の周囲には人っ子一人いません。
昔、『風景写真は夜討ち朝駆けですぞ!!』と、写真屋のおやじさんに口酸っぱく言われていたのが思い出されますが写真はともかく、古木たちとはゆっくり対話でき、鳥の声しか聞こえない贅沢な時間を十分愉しむことができました。
頭の上にはイカルの群れ(イスカかも?)が飛んでいて、八幡へミズバショウを見に行こうとクルマを走らせていると、鳥友さんのクルマが停車しているのが見え、手招きされるまま車を停めるみると…。
『あそこ、クマタカが飛んでますよ~。』と教えてくださいました。
遠いけどクマタカ
近くでは昨日到着したというサシバが旋回していて、長い間目を楽しませてくれました。