NHKBSで放映されている「てつたび」、以前は投稿された写真からプロカメラマンの中井精也さんがテーマを決め、沿線を撮り歩いて番組を進めていく形式をとっていたので、視聴者参加型といえる楽しい番組でした。

 

今の「てつたび」は投稿を募集しなくなったので内容が変わってしまいましたが、プロの作品作り、技の実際を観ることが出来、面白さに変わりがないので引き続いて視聴しています。

 

投稿写真を募集していた頃の回は40回分あり、ほとんどの回を録画して楽しんでいたのですが、誤って初期の10回分ほどを消去してしまい、消した回の中にはDVDが発売されている回があるので再放送はないだろうと諦めていたのですが…。

 

それが先月の雨が降った日に、家内殿がテレビのリモコンを操作して次から次へとチャンネルを変えていると、画面に『青ガエル(東急電鉄5000系)』が一瞬写ったのです。

 

それは誤って消してしまった「てつたび」の熊本電気鉄道の回!、スカパーのチャンネル銀河が「てつてび」を再放送してくれていたのでした。

 

放映予定を調べてみると、これから先消してしまった殆どの回が放映されるようで、すべて録画予約しました。

懐かしい「てつたび」を再見して鉄道写真が撮ってみたくなり、お天気がよく黄砂も去ったきのう、岩国を流れる錦川を遡って桜と錦川鉄道を撮影してまいりました。

 

 

錦川鉄道北河内駅にて

 

かつて「てつたび」第11回(2015.4.23)で取り上げられた錦川鉄道。

 

中井精也さんが沿線を歩いた時も黄色い菜の花が咲いていました。

 

この北河内駅は番組では撮影地に選ばれなかったところですが、awakinは高架下に咲くニリンソウを愛でに毎年この場所に来ており、当駅で列車交換がされるAM10:27に上り、下りの両方を撮影して帰るのが恒例となっています。

 

ただ、プロが撮影地としなかった理由は明白で、桜木も菜の花もいっぱい咲いているものの駅周辺は電信柱や電線がうるさく、ホーム横には使われなくなったトイレがあって駅舎より目立つので絵にし難いのです。

 

それでもプロカメラマンが撮らなかった場所で何とかよいものをと、こだわりを持ってこれまで4~5度ここで電車にレンズを向けて来たのですが、やっぱりどうにもなりません。

 

来年からは中井さんが撮影地とした南河内駅や行波駅に出向いてみようかなと思い始めているところです。