最近は鳥さんばかり撮影しているawakinですが、そうなったのはコロナ禍になってからで、それ以前は神楽や花火、飛行機、電車など、動きものを中心にいろんなものを撮影対象にしていました。

 

鳥は相手が生きものなのでいつも思いどおりに行くはずがありません。難しいのでより面白いということですが、今日はその面白さに気づいた原点を探してみました。

 


カワセミの飛び出し(撮影日:2018.1.20)

 

撮影場所は西日本豪雨前の瀬野川です。海田に住んでいる職場の同僚から散歩の途中によくカワセミを見かけるので一緒に行ってみませんかと誘われたのです。

 

撮影機材はキャノンの7DmarkⅡ + EF70-300mmで、このときは買ったときについていた標準ズームと100mmのマクロレンズ、それにこの望遠レンズの3本しか持っておりませんでした。

 

カワセミの動きに合わせ、手持ちでめくらめっぽうにシャッターを押し続けるだけの所謂ビギナーズラックというわけですが、この写真が撮れたときの驚き、喜びは今思い出してもたいへんなものした。

 

このあと何万枚鳥さんの写真を撮ったかわかりませんが、このときの喜びを超える ことはなく、最も想い出深い写真と言ってよいでしょうか。

 

ただ瀬野川はこの写真を撮影した年の7月に西日本豪雨が発生したため、当時葦が茂っていた河畔はすべて濁流に押し流されてしまいました。

 

その後何度かこの場所を訪れてみましたが、上流から流されてきた土砂に覆われていて生きものの姿が見られなかったのは残念なことであります。