きょうは銀杏の黄葉を楽しむつもりで家を出発しました。

 

銀杏の名木は県内のいろんなところにありますが、筒賀の大銀杏などは有名すぎて駐車場が満杯状態、人が多すぎです。

 

大銀杏は横目で眺めるだけにし、誰もいないところでゆっくりした時間を愉しみたいと、道すがら色彩を探していると一本の立派な銀杏の木が目に入りました。

 


戸河内・土居の実際寺

 

誰もいない寂しいところですが、空の青色と銀杏の黄色が妙に心に染み込みます。

 

ここ実際寺はかつて当ブログで追っかけたことがある当地の豪族栗栖権守の菩提寺でありました。

 

芸北の祭り『乙九日の炎の祭典』の元となった栗福合戦に敗れて滅んだ栗栖権守、厳島神主家の神領衆であった栗栖権守、そんな誰も知らない秘めたる歴史を思い起こしながら、ゆっくりと時間が流れていきます。