毎春、毎秋ヒヨドリが渡る時期になると短時間ですが、自宅2階のベランダにカメラを手に陣取って、東へ西へと渡って行く鳥たちを撮影しているawakinです。
秋は例年10月の中旬くらいからスタートしていたので、初めからダウンを着込んで座っておりましたが、今秋は9月中にハチクマが渡って行くのが見られることに気づいたので、まだ上着を着なくても大丈夫だった9月終盤から観察を続けています。
最近になって気がついたのは、時間によって見られる鳥の種類が違うようだということでしょうか。
ヒヨドリは朝7時から9時くらいに渡る数が多いので、大体その間に座っていたのですが、先日寝坊して9時過ぎから観察を始めてみると、これまで2回しか見たことがなかったノスリが次から次へと渡っていくのが見られました。
きょうはその時に撮影したノスリを3羽、載せてみたいと思います。
個体1 (撮影日時:2023.10.16 9:35 観察地:広島市西区)
素嚢(そのう)が膨らんでいるのでどこかで食事をしてきたのでしょう。そのおかげで後追いでも他の個体と区別することができます。
翼指(初列風切先端部)に傷みのない綺麗な個体でした。
個体3 (撮影日時:2023.10.16 9:42)
写真が小さいのでわかりにくいですが、右翼の翼指の前から3枚目が若干傷んでいるので個体2と区別できます。
朝8時から9時の間に何十回と観察してたったの2回しか見てなかったノスリが、この日はわずか7分間で3羽も飛びました。
いずれも高い空を滑翔しているので、どこかで上昇気流を捕まえてそのまま流れて来たのでしょう。上昇気流は太陽熱で気温が上ってから発生するので、上昇気流を利用するノスリが遅い時間によく見られるのは当然のことであるかもしれません。