地元の団地にある小さなモノレール、スカイレールが老朽化のため今年度末に廃止になると聞き、これまでは遠く国道から豆粒ほどの軌道を眺めたことがあるだけでしたから、一度近くで見ておきたいものだと思っておりました。

 

それが先日ハチクマの渡りの状況を確認しようと展望台に上がったものの、視程不良と暑いのに我慢ができずにすぐに山を下りることになり、近くにスカイレールが走る団地があるのを思い出したので行ってみることにしました。



ピッピみどり坂のスカイレール

 

すごい急坂でとてもではありませんが歩いて上る気にはなりません。

 

それもそのはず、最大勾配は263パーミル(263/1,000)で、普通鉄道では大井川鉄道のアプト式機関車で上る90パーミルが日本一と言われているのでこの勾配は相当なものです。

 

もっともケーブルカーの世界では高野山ケーブルカー(最急勾配:563パーミル)や高尾山ケーブルカー(608パーミル)があり、上には上があるものだと思ってしまいますが、このスカイレール、思ったより利用客があるようで、何本か様子を見ましたが立っている客もあるくらいでしたから今回は諦めました。

 

やはり乗る気であれば、平日の午後に訪れるのがよいでしょうか。