コロナに罹って辛かったのは最初の4日間、11日月曜の朝に症状はほとんど収まったものの、咳が残るのできょうはまだ外出は控えて静養しています。

 

自宅で一日中のんびりすることなどこれまでほとんどなかったので、することはテレビを観るくらいしかありません。

 

ただ観るテレビがいつものと違うのと、付属のDVDレコーダーも以前に使っていたもので最終録画日が2015年7月19日という代物です。

 

暇に任せて過去に録画した番組を観てみると、これがなかなかに面白いのです。

ほとんど録っていたことも忘れていましたが、魅入ってしまう作品がいくつもあり、中で心に残ったものを挙げてみると…。

 

①2011. 1.16放映 RCC  『元就』 カープ三省寮

 元カープの安仁屋さんとアンガールズが同年9月に解体された三省寮の内部を取材

②2011. 3.21放映 HTV  『スタジオジブリ物語』

 東日本大震災の発生10日後に放映、スタジオジブリの歴史をごく初期から丹念に拾

 った作品、これを民放(NTV)が作ったとは驚きの2時間を超える長尺の力作

③2011.11.10放映  RCC 『我流でいこう』

 吉川晃司さんがawakinの地元横川をブラブラ、今は亡きガード下飲食街「赤ひげ」

④2013.12.23放映 NHK  『今日はまるごと瀬戸内・尾道人情物語』 

 もしかすると尾道で最後の?晩寄りさんに密着した作品?元家船に乗っていたとい

 う晩寄りさんは、朝1時半に起き市場で魚を仕入れてからメイン通りで行商

 

言わばコロナに罹ったおかげで再会できた作品ということになるでしょうか。

 

上記の作品中観たのを憶えていたのは①と③で、特に①は内容が内容なのでずっともう一度観たいと思っていた番組です。なくなってしまった三省寮の内部で撮影された動画を、スクリーンショットしてみたので少し載せてみたいと思います。

 


三省寮の近くにあった室内練習場(撮影日:2009.7.22)

2010年8月に取り壊されてしまったため、『元就』の収録時には駐車場になっていて、安仁屋さんとアンガールズの待ち合わせ場所として使われました。

 


awakinと同い年だったカープ三省寮(撮影日:2009.12.19)

『元就』ではごく初期の映像、すぐ近くの陵北公園でキャッチボールする選手たちや、三滝の丘でうさぎ飛びする練習風景、寮敷地内のマウンドで投球練習する安仁屋さんと見守る長谷川監督(当時)の姿が紹介されています。

 


寮内部の様子① 6号室


寮内部の様子② 安仁屋さんが入寮されていたころそのままの和室が残っていました


寮内部の様子③ 郵便受け 名札はそのまま、前田、会澤の名札も残っていました

寮内部の様子④ 食堂 かつてこの場所で契約更改後の記者会見が行われていました

寮内部の様子⑤ 前田は背番号31、山本浩は27番、衣笠は28番でありました

 


終わりを迎えた三省寮(撮影日:2011.9.14)

 

形のあるものは必ず滅びる運命にありますが、記憶まで消え去ることは出来ません。

 

この場所は今はスタジアムに張られる芝の養生施設、建物はなくなってしまいましたが、目を瞑ると今もそこに見えるのはかつての三省寮です。

 

生きている限り頭の中に生き続け、滅することはないでしょう。