最近ずっと続く熱暑のために、カメラを持って外に出なくなってしばらく経ちます。

 

家ですることと言えば、読書か時代劇か溜まっている写真の整理くらいしかありませんが、デジカメを使い始めてからの十数年分のデータだけでも何十万枚?もあって、今更ながらちょっと撮り過ぎじゃないかなどと思ってしまいます。

 

もちろん撮っているときは楽しくて、夢中でシャッターを押すのですが、家に帰ってPCで見て、さあ整理となると枚数が多すぎて、夜なべしてまでやってやろうという情熱が、その時点ではもう消えてしまっていることが多いのです。

 

テレビで森山大道さんが仰った言葉が耳に残っています。

『月に最低100本ね。最低だよ。でもほんとにそれは冗談じゃないんだよ。』

『つまり量撮らなければさ何にも見えてこないのよ。自分が何やってるか見えてこないしさ。写ったものが何かもわからないしね。』

 

上手くなりたくて枚数を撮っても後で何もしなければ、それは何も撮らないのと一緒なんだと悟った次第です。

 

ということで今日も昨日の続き、HDの中に5年、10年、15年と眠っていた写真の中から駅で撮った写真を少し載せてみたいと思います。

 

新幹線・新大阪駅(撮影日:2010.3.22)

春の甲子園を観に行った帰りに撮影、当時の甲子園は外野は無料で移動自由でありました。

 


山陽本線・天神川駅

娘たちとソレイユ(現イオンモール広島)に買物に行く道中に駅頭で撮影、ホームから野球場が見えたのでシャッターを押しただけですが、今では貨物列車が3種類(EF210 + EF66 +EF67)写っているほうが嬉しい写真となりました。

 

広電・西広島駅(撮影日:2018.3.12)

この頃は仕事帰りに市内をてくてく歩いてスナップ写真を撮り歩いておりました。

この日は取り壊しが決まった広電西広島駅ビル(広電会館)の屋上の種苗店から新己斐橋を渡る車両を撮るつもりでやって来ました。

 


三江線、芸備線・三次駅(撮影日:2018.3.30)

三江線が廃止になる一日前に高谷山から撮影、最終日はどこも人が多いけど前日なら少なかろうと踏み、本当に誰もいなかった展望台からのびのび撮れた一枚です。

 

京成電鉄金町線・柴又駅(撮影日:2018.9.16)

 

「砂の器」のシネマコンサートを聴きに行ったついでに、寅さんに会いに行ってみました。この駅のホームは別れのシーンが撮られたロケ地ですが、実際に撮影があったのは同じホームのずっとむこう、電車の進行方向は都心とは反対で、よくある演出と知った次第です。