今夏は特別に暑い夏、イレギュラーと思いたいところですが、来夏からはこれが標準になるかもしれず油断できないところです。

 

連日の猛暑で身体が参ってしまい、気力も湧かないので墓参も一日一か所に止め、体力を温存するようにしています。

 

例年ですと一日か二日で駆け足で墓所を巡り、親戚にはお供えを百貨店から送ってそれで終わりにしていたものですが、今年はそれぞれ仏壇に参らせてもらい、お墓周辺でも気づいた事象にレンズを向けたりしています。

 

そんなふうに今夏のお盆はいつもと違ってちょっぴり新鮮、時間を掛けこれまで気がつかなかった新たな楽しみを見つけながら過ごしています。

 


家内の実家でアマガエル

米農家ですから昔の道具がいっぱいあるのです。awakinが住んでいる三篠ではついぞ見ることのないアマガエルがそこら中にいて、竹製の魚籠にへばり付いているのがいたのでレンズを向けてみました。

結婚したのは昭和の終わり、春夏には籾撒き、田植え、稲刈りの手伝いに行ったもので、周辺にはアマガエルだけでなくトノサマガエル、モリアオガエル、ヤマアカガエルがいてカエルの天国であったのが思い出されます。


芸備線沿線に住んでいる親戚の家で見せてもらった養蚕道具の蔟(まぶし)

芸備線の前身である芸備鉄道が線路を敷く大正4年(1915年)より前に建てられた建屋に住んでいる親戚が保管している古民具です。家内の里でも以前は蚕を飼っていたそうで、昭和の中頃までは広島市近郊でも養蚕が盛んであったことが知れるのです。


家紋が入った旧い箱の中身は提灯

親戚には灯火道具がたくさんあって、その中の行灯(あんどん)は好きな時代劇にしょっちゅう出てくる小道具です。

たまたま昨日(8/14)夜に時代劇専門チャンネルで放映された木枯し紋次郎16話「月夜に吼えた遠州路」に印象的なシーンがあったのでキャプチャしてみました。

有川由紀さんが火縄から肥松に火を移してから行燈を灯すシーン

 

話の本筋にはまったく関係のないシーンですが、このような時代考証がきっちり成された場面が数多く出てくる『木枯し紋次郎』は特に好きな番組で、DVDボックスを持っているにもかかわらずテレビで放映されるとそのたびに観てしまいます。