国鉄117系電車の最終運行日だった21日、その姿を広島県内で見ておきたかったので、尾道まで繰り出してまいりました。

 

撮影場所は尾道駅近くに2つある跨線橋のどちらかと決めておりましたが、実際に現地で画角を確認しておいたほうがいいだろうとロケハンすることにしました。

 

といっても117系が跨線橋の下を通過するのは17:40過ぎなので時間はたっぷり、お昼ご飯を自宅でとってからゆっくり目の出発です。

 


食堂きはら

美味しいいなり寿司のお店です。尾道に来ると必ず立ち寄るお店ですが、今回は到着後すぐ訪ねたものの14時前だったのでいなりは売り切れ、残念でありました。


駐車場にクルマを停め、まずは跨線橋までブラブラ、平日の暑い昼下がりとあって商店街に観光客の姿はほとんど見当たらず、のんびり歩けました。


ロケハンで訪れたひとつ目の跨線橋、いい感じで撮影場所は決まりましたが、もうひとつの跨線橋も見ておこうと移動し始めたときにやって来たのはこちらの車両。

4分後が発車時刻、尾道駅に入線しようとする観光列車エトセトラでした。


ロケハンを終えたあと、電車が走るまでまだ3時間あまりの時間があります。

好きな尾道の路地を堪能しながら、街中を散策することにしました。


暑い日だったのであちらこちらで涼みながらの散策です。

こちらは商店街の中にある小さな博物館に展示されていた晩寄りさんの商売道具、昔駅前の駐車場のところにあった魚市場で魚を仕入れて行商していた女性たちのことを「晩寄りさん」と呼び、昭和43年放送の「新日本紀行・尾道」で『およそ150人余りのおばさん達が仕入れた魚を小さな押し車に乗せてお得意さんに売りに行き…』と紹介された晩寄りさんも、55年経った今ではただのお一人もいなくなってしまいましたと博物館の受付の方が仰っておられました。


暑いのでちょっと一服。

新しいお店がたくさん出来ていますが、ほとんどは飲食関連でスムージーやコーヒーなどを出すお店ですが、旧いお店も残っていて火野正平さんのこころ旅で放映された刃物屋にも立ち寄ってみました。


尾道といえばやはり尾道水道。

気持ちのよい風が吹き渡って、気温は高くても日陰にいると涼しくて居心地がとてもよいのです。少々歩き疲れて休むのにちょうどよく、電車が通過する時間が来るまでのんびりと海を眺めておりました。