『君たちはどう生きるか』、再び八丁座に足を運んで観てまいりました。

 

クレジットの最後に出てくる声の出演火野正平さん、前回は予備知識ゼロで鑑賞したので全く気づかなかったのですが、家族の言うとおりの配役で納得しました。

 

それにしても歳はとりたくないもので、数日前に観たばかりなのに見覚えのないシーンがいっぱいあって驚くばかり、もしかして寝とったん?と思ってしまいます。

そんなことで観れば観るほど確かめたいシーンが増えていく感じ、時間を見つけてもう一二度観に行くことになりそうです。

 

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八丁座の隣にはデパートの福屋があり、渡り廊下があるのか建物が繋がっているのかわかりませんが、階段やエレベーターを使わずともそのままデパートへ行くことが出来るようになっています。

 

その福屋、awakinがほんの小さなこどもだった60年くらい前に母親に連れられてよく行っていたデパートで、その頃広島にはデパートは福屋と通りを面したところにあった天満屋の二つしかありませんでした。

母親の買物につき合わされていただけですが、デパートの食堂で食べるお子様ランチとわずかな小遣いをもらって遊ぶ屋上の遊園地が楽しみで、文句ひとつ言わずに弟とふたりで長い時間をデパート内で過ごしておりました。

 

買物から帰って来る母親を待っていたのは、階段の踊り場に置いてあったソファでした。映画を観たあと懐かしい踊り場に行ってみました。

 

福屋デパートの踊り場

 

改装されて窓が小さくなっていました。昔はこの場所にソファが置いてあって弟とふたり、一時間近くここでいい子していたでしょうか。

 


小さくなった窓からの眺め

 

道幅は変わっておらず、電車道を行く電車も昔のまま、向こう側にある黒っぽいビルの1階にはその昔はオーレックスのショールームがあり、貧乏な高校生だった頃にはよく友人と来てレコードを聴かせてもらっていたのが思い出されます。

 


2015年頃に撮影した同じ踊り場

 

ソファは撤去されていますが、このころはまだ窓は昔の感じが残っていました。