繁殖中の鳥さんを撮影対象から外しているawakinは、この時期蝶や蜻蛉にばかりレンズを向けています。

 

もちろん被写体は花や飛行機、電車でもよく、芸北の高原を平日歩くときには、イワクニから戦闘機が飛んで来て頭の上で訓練してくれないかといつも超望遠レンズは準備しているのですが、なかなかうまい具合にいきません。

 

それでも誰もいない草原や湿原の木道を歩いていると、そこら中を蝶や蜻蛉が飛び回っています。

 

蝶でもこの時期、森の中に現れるゼフィルスはきれいで素敵な被写体ですが、梢の高いところに停まっていたり飛び回っていたりしてなかなかに難しいのです。それでも図鑑の写真のように近接撮影されたものがSNSやブログに上がっていることがありますが、それは高いところに停まっている個体を長竿などで叩き落として撮ったもので、梢上ではない草上や笹の上に停まっています。そんな暴力を使って撮影した写真は自然の姿ではないと思っているので、もう少しして低い梢に停まってくれるゼフが発生するようになってから、ありのままの彼らの姿を撮影しに赴きたいところです。

 

きょうは梅雨の中休みに撮影した蝶の写真を載せてみたいと思います。

 


土曜日に行った八幡の湿原では早くもハンカイソウが咲いておりました。

2年前にはチゴモズが停まらないかとずっと息を殺して待った花ですが、蝶もよく来る花なので待っていると、ミヤマカラスアゲハが停まってくれました。


隣のハンカイソウにはヒメシジミ。

 

 


今回はヒメシジミの「飛び」にチャレンジです。

 

ハッチョウトンボほどではないものの、やはり草被りばかりで歩留まりの低い難物でありました。

 

こちらはヒメシジミの前に練習とばかりに撮影したルリシジミ。

 

すこし高い梢上を飛ぶので、叢の中を飛ぶヒメシジミよりは簡単ですが、同じようなところを飛ぶゼフィルスは高速なので撮影はぐっと難しくなります。

 

月が変われば山に入りチャレンジしたいところですが、蚋との闘いとなるのは必至で、上手く撮れればいいなくらいのスタンスで臨みたいところです。