昔広島市域を走るＪＲが、国鉄の時代に造られた旧い車両を走らせていたころは、よく山陽線沿線へ鉄道写真を撮りに行って歩き回ったものです。
それが赤い新型車両に一気に変更されてしまってからは、金太郎飴みたいになってしまって熱が冷め、撮影対象からまったくハズレてしまいました。
広島にはJRのほかにも広電とアストラムラインがあり、広電の旧い車両はだいぶ淘汰されてしまいましたが、今のところはまだ博物館の異名に恥じない顔ぶれが市内を走っているので、気がついたときにはレンズを向けることがあります。もうひとつのアストラムラインはどうかと言うと、開業当時から同じ色、型は変わっても変化が少ないようでなかなか写欲が湧かない路線なのです。
それが先日のこと、橋の上で信号待ちをしているとアストラムラインが上下とも駅に入線していくのが見えました。頭の上を高架が通っていて、橋に向かってカーブになっているので信号が青に変わる前に発車すればよいアングルになるのでは？と直感しました。
間に合いました。
信号待ちの車窓から瞬撮したアストラムライン、歩道からももしかすると撮影できるアングルかもしれませんが、これまで一度も歩いたことがない祇園新橋です。
今度、散歩がてらカメラを持って歩いてみるのもよいかもしれません。