写真を始めてからというもの、旬を捕らえることに腐心しているのですが、これがなかなか難しい。

 

桜に始まり、紅葉で終わるというのが習いでしたが、鳥さんを撮り始めてからは渡り鳥というのがいてこれもなかなか難儀なのです。桜や紅葉は毎シーズン足を運ぶだけでどこでも会うことができますが、渡り鳥は来たり来なかったりがあって逢いたいと思っても会えないことが多々あるのです。

 

鳥さんのほか山野草にも旬があります。春先の一瞬に花を咲かせるスプリングエフェメラルはその典型、雑事にかまけているとアッという間に旬が通り過ぎてしまいます。スプリングエフェメラルのひとつカタクリは今年は早いと言われた昨年よりさらに10日も開花が早かったそうで、今年は昨年に続きまたまた旬を逃してしまいました。

 

カタクリと言えばギフチョウです。これもスプリングエフェメラルのひとつです。稀少な蝶で、カタクリの花に停まる構図を毎年狙うのですが、ほかにも様々な花で吸蜜しているのを見かけるので、今年はちょっと追いかけてみました。

 


定番?のカタクリ + ギフチョウ。

 

3月下旬の土曜日に県北のカタクリ保護地で撮影しました。地元の方によるとピークは同じ週の水曜日だったそうでしたが、このときはまだよく咲いておりました。

 


タチボソスミレ? + ギフチョウ。

 

ヤマザクラやイチゴの花でも蜜を吸っているのを見かけるギフチョウですが、このときは背の低いスミレの花にしがみついておりました。ほとんど地べたですから、awakinも地べたにシートを敷いて這いつくばって撮影しました。

 


ニシキゴロモ + ギフチョウ。

 

こちらは一昨日(2023.4.20)撮影しました。キランソウやニシキゴロモがよく咲いていて、ギフチョウも旬を捕えて盛りの花で吸蜜しています。awakinとしては近くによく咲いているコバノミツバツツジの花で吸蜜してほしいのですが、思いが通じるはずもなくやはり地べたに這いつくばっての撮影となりました。