灰塚ダムで越冬してくれているオオワシ、愛称がキイくんと決まったそうですが、でっかいので400m先の枝に停まっていても肉眼で目視できるというナイスな鳥さんですが、いざ撮影となるとこれがなかなか難しい。

 

何しろ2~3時間枝に停まりっぱなしは当たり前、たとえ飛び出しても高い空を数回旋回するだけでどっかに行ってしまったりするのですから忍耐が必要です。

 

何度か訪ねて何枚かピントの合った写真を撮ることができたものの、空抜けや枝止まりの写真ばかりでどこで撮ったかわかりません。もっと動きのある狩りの瞬間や他の猛禽を襲っているところ、或いは広島ならではのランドマークが入った写真を撮ってみたくなりました。

 

来週早々には今シーズン最恐寒波がやって来るそうで、県北は一週間雪が降り続く予報か出ています。

 

そんなら今日しかないでしょうと、一週間振りに灰塚ダムまで足を運び、珍しく粘ってみました。

 


緑の中を飛ぶオオワシ、到着時に枝に停まっていキイくんが10分後に飛び立ちましたが、どこかに行ってしまい、次にシャッターを押すのは5時間後ということになりました。

 

厳冬期のこの時期、北海道であれば雪と氷で真っ白けの中のオオワシが定番でしょうが、広島の越冬地では雪はほとんど降らないので常緑広葉樹が背景の写真を撮ることができます。


もちろん琵琶湖でもグリーンバックの写真は撮れるでしょうから、広島ならではの画像とは言い難いですが、『暖地で撮られたキイくん』くらいの表題はつけてもよいのではないでしょうか。