今年の鳥見始めは正月3日、隣県の猛禽ランドでした。
家内殿とのんびりドライブを兼ねているので人のいない所へ、いない所へということで結局誰もいない塩田跡地に落ち着きました。
猛禽ランドでは数日前からコミミヅクが飛び回って撮り放題だったそうで、皆さんはそちらの方にかかり切りなのです。
ハイイロチュウヒの♀が塒入りするだけの塩田跡地では知り合いのクルマが二、三台通り過ぎていくのを見かけましたが、結局誰も来ず、思いのほかゆっくりできました。それでもチュウヒが飛んだり、ノスリやチョウゲンボウがホバリングしたりで退屈することはありません。
この地では珍しくもない?一羽のチョウゲンボウが、人を怖れもせず頭のすぐ上に飛んで来てホバリングし、隠れているムクドリの群れを狩ろうと目の前の藪の中に飛び込んでいったので、レンズを向けてみました。
秋には自宅周辺の鉄塔に停まって河川敷に集う小鳥たちを狩っているところが見られるチョウゲンボウです。
広島では住宅が密集しているため、狩りの結末は成功したとき近くの電信柱の上で食事してくれれば知れますが、ほとんどの場合わかりません。
でもここでは周囲は荒地か農地ばかりのだだっ広い空間です。
成功すれば獲物を掴んで飛ぶ姿が、失敗であれば何も持たずに飛ぶ姿で、狩りの結末はすぐに知れるのでした。