街歩きの楽しみはいろいろですが、通勤で職場と自宅を行き帰りするのに、交通機関を変えてみたり、知らないお店に立ち寄ったりするなどして工夫することで、つまらない時間?を逆に、ひととき楽しく過ごすことができると思います。



awakinの職場は百米道路の近くにあるのですが、きょうは大学病院近くの古本屋に寄り道して帰ろうと、自宅とは逆方向の宝町、昭和町を経由して霞町まで歩いてみました。(結局、霞町からも段原の街なかを歩いて、広島駅からバスで帰宅しましたが…)



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こちらが目的のお店『あとひとり』。



古本屋ですが喫茶店もやっていて、店内でコーヒーなど飲めるようになっていました。



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店内の様子。



初めて伺いましたが、はっきり言って小さなお店でした。

 
このお店のことを知ったのは、横川で今月3日から12日まであった古本市でレジに立っていた店主の方と一言二言話をしたからで、そのときawakinの探している本が在庫にあると聞いたのです。



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探していたのは『木枯し紋次郎』。



光文社の時代小説文庫ですが、現在は絶版(Kindle版のみ?)になっているので、前から探していたのです。



 
15巻ある中1巻を除いて全部あると聞いていたのですが、二週間余時間が経ったために一部売れてしまっていたのは残念!手元にない8冊(@150円)を買って帰りました。



 
実はawakin、テレビドラマ版の木枯し紋次郎のファンなのです。



 
ちょうど今月からBSジャパンで金曜の夜に再放送も始まっていて、奇しくもきょう放映された第1シリーズ第3話『峠に哭いた甲州路』は、市川崑さんが監督された作品で、テレビ版最高傑作と言われている作品でありました。

ストーリーは救いようのない悲しくて荒れた話ですが、加藤嘉さんと原田芳雄さんが共演されていて、どちらの俳優さんも後年『砂の器』で放浪する男親を演じられているのには因縁を感じています。

 
 
木枯し紋次郎については民俗的、民具的、あるいは時代考証の正確さなど、興味深い点が多々あるので、また後日に蘊蓄をポツリポツリ書いてみようかと思っています。