かつては紙屋町のランドマークであった?エディオン本館の解体がいよいよ始まったようです。



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通勤途中のバスの車窓から一枚…。 



新しいビルを建てて、営業再開まで二年あまりかかるそうですが、この電器店には幼い頃から思い出がたくさんあるのです。



   
思い出を語ってみます。

 
このお店、昔は「第一産業」と言っていました。



アフターサービスの第一産業というのがウリで、日曜の朝テレビでCMが流れてましたが、awakinの最初の記憶は、まだほんの幼児だったころ、母親に連れられてこの店の前にあった赤バスのバス停に走る途中に何かに躓いてコケたことでしょうか。



バスに乗り遅れたことで母に怒られましたね。



暑い、夏の日の、夜の、悲しい記憶です。



 
今のビルが建ったのが昭和50年といいますからカープの初優勝の年ですね。



awakinは高2でしたが、それまでこの店舗は二階建てで、それも増築を繰り返したために二階の廊下などは途中に階段があったりして複雑な造りでありました。



そしてその頃の一番の思い出は、RCCラジオの『サテライトナンバーワン』でしょうか。



公開スタジオが店内にあって、コント小噺コーナーが面白くて、日曜の夕刻、16時からだったと思いますが、毎回腹を抱えて笑っていたのが昨日のことのように思い出されます。



その頃は雑誌『ラジオの製作』など買って読んでいて、BCLをやったりワイヤレスマイクやギターアンプを自分で組んで自作するなどして遊んでいました。



部品を買っていたのは、第一産業と松本無線、松本無線は商工センターへ引っ越してしまいましたが、本館がなくなったら抵抗やコンデンサーはどこで売るのでしょうか。



 
まだCDが世に出る前で、レコードを買いによくここへ来てました。



LPが一枚2,300円。



郵便配達(年賀状)のアルバイトの一日の賃金が同額で、一日働いたらLPが一枚買えるからと、犬に追いかけられても頑張って働いていました。



 
当時聴いていたのは、ブリティッシュロックのQueenLed Zeppeln、クイーンは二作目、ツェッペリンは六作目が出たころで、当時は珍しくなかった真空管式の山水のステレオ(昭和45年製)で、レコードが擦り切れるまで聴いたものです。