今年の桜の開花予報では、広島は3月23日だそうです。



満開になるのは1週間後なので、入学式がある4月1日頃が見ごろかもしれません。

広島で桜といえば、「神原の枝垂桜」ですが、皆さん、ご存知でしょうか?
この桜は、佐伯区石内の神原地区にある樹齢300年以上といわれる枝垂れ桜の大木で、広島県の天然記念物に指定されています。
昔は、奥畑へ抜ける細い峠道を、延々登ったところにあり、大層行き難い場所でしたが、今では、西風新都の団地内の道路が整備されたことと、桜のすぐ下に梶毛ダムができたことにより、市内の中心部からでも、20分程度で行くことができるようになりました。

逆に、アクセスが良くなったことで、桜のすぐ側を通る道が抜け道として利用されているようで、木に悪影響を与えなければよいですね。
何といっても、神原の枝垂桜は、日本画家の中島千波画伯がわざわざ絵を描きに来られたほどの名木です。車の排気ガスで枯れたなどというニュースは聞きたくないです。

Kanbara02_3 中島千波画伯が描いた「神原の枝垂桜」(部分)です。



中島千波画伯の絵は、桜が市の花とされている、廿日市市のさくらぴあ大ホールの緞帳にも描かれています。
原画もさくらぴあにあるようですが、イベントなどで入場する以外では、見学はできないそうです。
私は、一度、原画を鑑賞してみたいと思っています。(工藝品なら、デパートの版画頒布会などでよく見かけますから…。)



さて、ドゥプレでは、美術館や博物館への入館時に割引を受けられる制度を設けています。

比治山にある「広島市現代美術館」と基町の「ひろしま美術館」の2館で利用できる「美術館入館補助券」を毎年4月にそれぞれ5枚づつお配りしております。この補助券で最大310円の割引を受けることができます。



また、「島根県立石見美術館」(島根県益田市)、「ウッドワン美術館」(廿日市市吉和)、「日本はきもの博物館・日本郷土玩具博物館」(福山市)、「福山自動車時計博物館」では、会員証を呈示することで、割引を受けることができます。

このほかにも、中四国のサービスセンターの間で提携して、割引を受けられる美術館・博物館が、鳥取県:8箇所、島根県:15箇所、岡山県:3箇所、香川県:2箇所、徳島県:1箇所ございます。(詳しくは、ドゥプレのホームページ http://www.doplay.jp/  でご確認ください)



会員の皆様には、車などでかの地へお出かけになられた際に、是非立ち寄っていただき、文化の風に吹かれていただきたいと思います。