広島市北部の住宅団地に大きな被害が出た広島土砂災害。
発生したのは平成26年8月20日ですから、この春で三度目の春を迎えることになります。
阿武山の山肌が頂上付近から崩れ落ち、沢を流れ下った土砂が太田川本流まで達した八木地区には、春になると白い花をつけるユキワリイチゲの群落がありました。
絶滅しているかもしれないと思いつつ訪ねた一昨年の春、健気に咲いている株を見つけ、大喜びしたのがついこの間のことのようです。
40㎝の泥に埋まり、復活した太田川河畔のユキワリイチゲに、今年も会いに行ってまいりました。
一番最初に見つけた株です。(撮影日:2017.3.11)
この花は陽が当たらないと、咲かないというか花開かない花です。
自生地は雑木林の中にあるので、なかなか陽が当たりません。
どうしても暗い画像になってしまいますが、そのためにこの花の特徴である瑠璃色がよくわかると言ってよいでしょうか。