雨の降りようが少ないと判断して、大山へ行くのを諦め、昼カープなどTVを見て過ごした昨日は、夕刻になってから身体を動さなくてはと、横川まで歩いて買い物に行くことにしました。



Evenings001
横川までは太田川放水路の河川(洪水)敷を歩いていくことにしました。



50年ほど前のこどもの頃には、ひとりでは来ませんでしたが、皆で遊ぶときにはたいていここでソフトボールなどしておりました。



Evenings002
日頃は思うこともなく忘れ果てておりますが、このクローバーも懐かしい花です。

家族でよく歩いたここ放水路は、かつて一面クローバーのお花畑であったのです。



その上に敷物を敷いてお弁当を食べ、四つ葉を探したものですが、自分で見つけたという記憶がないのはどうしたことでしょう。



Evenings003
シジミを採っている人たちがいるのに驚きました。



かつて鈴なりになって釣り糸を垂れていた人々はどこへ行ってしまったのか、寂しい思いをしておりましたが、久々に見た感じです。



でも中学生のときに掘って帰ったシジミをひと晩タライに入れておいたら油が浮いて、みんな捨ててしまったことを思い出しました。

Evenings004
三滝橋近くまでやって来ると、クローバーが結構繁茂していて、昔日に想いを馳せました。



共に遊んだ友や家族のほとんどは皆、生まれた土地を離れてしまったり、彼岸に行ってしまいましたが、その土地に染みついた記憶というものは、死ぬまで消えることはないかもしれません。

Evenings005
中学生のころには、このあたりでゴカイを掘って餌にして、ハゼ釣りをよくしたものです。



年に二度も三度もハゼ釣り大会があり、喜び勇んで参加したのが昨日のことのようですが、今は釣り人の姿を見ることも稀なような気がします。



 
と言っても、それは一番高いところを走っている新幹線が、まだこの景色の中に登場する前の話で、公害がまだ身近な問題であった昭和40年代のことですから、『水清くして魚住まず』なのかもしれません。



(ところで昨日は島根県境の大万木山では、サンカヨウの花びらが透明化していたようです。雨があがってからずっと曇って日照がなかったからのようで、雨が降った後に陽が射すか射さないかということも考慮しないといけないことがわかりました。)