皆さんは「MIAMI VICE」をご存知でしょうか?



マイアミバイスは、1984~89(昭和59年~平成元年)というバブリーな時代に、アメリカで製作された刑事もののTVドラマです。

広島でも、土曜日の深夜に放送され、当時20代で今よりずっと元気のよかったawakinはファッションや音楽でかなり影響を受けました。(今でも初夏には麻のジャケットで外出します。もちろんアルマーニではありませんが…。)



着ているものはベルサーチやアルマーニのジャケット、乗り回しているのはFerrari 365 GTB/4 Daytona Spyderやパワーボートで 、高級クラブ&パーティやギャングとの銃撃戦などが次々に登場し、一見派手な感じがするのですが、反面、囮捜査に染まっていく刑事や悪人たちの家庭、それぞれの人間関係などがリアルに描かれ、一話一話それは見応えがあります。(水戸黄門と違って、犯人が自殺したり奥さんや娘に射殺されて終わるバッドエンドが多いのが特徴です。)



そして、音楽とゲストスターがすごいです。髪がふさふさのブルースウィリスが、DVで奥さんを殴り回す武器商人として出演していたり、現在「チェ39歳別れの手紙」でゲバラを演じているデル・トロが、ほんの端役の劇団員役で出演していたり、といった感じです。

全部で111話(シーズン1~5)あるので、語り出すと本当にきりがありませんが、awakinが特に素晴らしいと思う4つのエピソードのシーンがYOU TUBEにありますので、ご紹介します。(気になる方は是非ご覧になってください。音色、歌詞、シーン全てが完璧にシンクロしています。なお、シーズン1~5のDVDボックスがファンによる署名活動等のおかげで、2007年に発売されています。すべて日本で購入、視聴が可能です。)



1.Season2-#3 "Out Where the Buses Don't Run"(18 October 1985) 
     http://www.youtube.com/watch?v=i6iK-oUDyrM
    曲は、DIRE STRAITSの"BROTHERS IN ARMS"



2.Season2-#12 "Definitely Miami"(10 January 1986)
     http://www.youtube.com/watch?v=WkyVjFAHFI8&feature=related
    曲は、Godley & Creme の"CRY"



3.Season1-#4 "Hit List"(19 October 1984)
     http://www.youtube.com/watch?v=ARiSJWjmFW4&feature=related   
    曲は、 Russ Ballardの"In The Night"



4.Season3-#19 "Red Tape"(13 March 1987)
    http://www.youtube.com/watch?v=RUlk1TJ9i_M&feature=related
    曲は、Alan Parsons Projectの"Closer To Heaven"



もう少し語らせていただくと

1.でアロハシャツを着て、壁を壊すイカれた元刑事はBruce McGillという俳優ですが、昨年(2008)の「バンテージポイント」にも大統領の補佐官役で出演していました。
2.でソニーに射殺される長髪の男はテッド・ニュージェントといいます。自分の妻を餌に、麻薬ディーラーを騙してコカインを奪ったうえ、射殺して車ごと砂の中に埋めるというとんでもない悪党を演じていますが、彼の本業はロックギタリストで、日本でのキャッチコピーは「アホアホロック番長」でした。
3.でソニーの自宅でサブマシンガンを撃ちまくる殺し屋は、Jim Zubienaという人物です。彼も本業は俳優ではなく、米国では有名な銃器の取扱の専門家です。同じエピソードの導入部では信じられない早撃ちの技をみせてくれます。
興味のある方は http://www.youtube.com/watch?v=3Q2Il86-38A をどうぞ。
4.で犯人に射殺される刑事は、ルー・ダイヤモンド・フィリップスという俳優ですが、彼はエピソード前半で麻薬ディーラーの罠にはまって爆死する同僚の仇を討とうとしていました。その爆死する刑事はViggo Mortensen(ロード・オブ・ザ・リングにアラゴルン役で出演)が演じていました。

上にも書きましたが、マイアミバイスで見たデル・トロはほんの端役で、若造なのですが、20数年経った今では、立派になってチェ・ゲバラを演じています。

自分が年齢を重ねるとともに、彼らも年をとり、いろんな役で映画に出演し、楽しませてくれる。といった感じで、awakinは映画を観ています。



さて、ドゥプレでは「映画館入場補助券」や「プレイガイド利用補助券」を利用したり、会報「ドゥプレタイムス」でご案内している「チケットじょうほう」にお申し込みいただければ、格安で映画を楽しむことができます。

DVDを借りて自宅で楽しむのも、お手軽で便利ですが、映画館の大スクリーンで観るのとは、迫力も、感動の度合いもちょっと違うと思います。



ドゥプレをご利用いただき、初回は是非、映画館で映画をご覧になっていただきたい。

そんなふうに思います。