広島市内にいてもクマゼミが鳴きはじめたり、豆庭にアサガオやヒマワリが咲き始めるのを見て、季節の移ろい、暑い夏の到来を感じることはできますが、西中国山地に出向くと市内とは違った種々の花や蝶たちが迎えてくれ、やはり季節が移ろっていることを教えてくれます。
 


先の日曜日、駆け足ですが芸北八幡に足を運び、夏の花を眺めて楽しんでまいりました。




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八幡・二川キャンプ場にてヌマトラノオ。




一角に群落があり、蜜がとても美味しいとみえ、各種の蝶やら虻が群がっておりました。


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霧ケ谷湿原ではハンカイソウが花盛り、ミヤマカラスアゲハは定番ですが、お天気が今イチ、素晴らしい鱗粉の輝きは来年に持ち越しです。
 


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山に上がれば、ヒヨドリバナが群落を作り、そんなところには例外なくアサギマダラが群舞しています。

この蝶、むこうからこちら側に翅をひろげて滑空してくるシーンを、上から止めて撮りたいのですが、なかなか撮らせてくれません。
 


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長者原の道路沿いにはノカンゾウ。
  


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長者原湿原に咲くチダケサシでは、驚いたことにヒメシジミ♀が吸蜜しておりました。

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同じく長者原湿原にてミズチドリ。




もう今年は会えないだろうと諦めていた花ですが、ただの一株、何か待っていてくれたようで嬉しく思いました。




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梅雨どきに咲く花に代わって選手交代というところでしょうか。

ビッチュウフウロはこれから数を増やしていくことでしょう。




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最後はクサレダマ。


 

最後の輝きというか、次に訪ねるときにはもう咲いてはいないでしょう。