独断専行というのは、
相談せず、自分だけの判断に基づいて(勝手に)行動すること。
たとえば、生死のかかるような緊急事態に
「みなさんのご意見は如何ですか・・・?」
こんなリーダーでは役に立ちません。
もしも、火事ですぐにでも
逃げ出さなくてはならないときだったとしたら、
引っぱたいても、押し出しても
首に縄つけてでも、
〝速く逃げるんだよ、バカヤロー〟
罵声を浴びせてでも、逃げさせるはずです。
決断のプロセス、納得させるプロセスには
いろいろあるかもしれませんが、
決断には、それを必要とするタイミングがあります。
間に合わない決断は、仲間を幸せにはしません。
決断の瞬間は、
それがどんなに議論を重ねたときで合ったとしても一瞬です。
決める前と決めた後を分けるモノは
プロセスは別として、境目の一瞬でしかないのです。
沢山の仲間(部下やメンバー)の
生活やあるいは目標達成を背負ったリーダーであれば
ときに、「自分だけの判断に基づいて(勝手に)行動する」
ことが、求められるし、どんなに批判されても
実践すべき時があります。
〝独断専行〟をできることと、それを使う事、
いつどんな状況でつかうかはまた別のことです。
必要ではないときに振り回しているとしたら
それって〝専横〟、〝横暴〟となりますよね。
それでも、〝独断専行〟ができないリーダーでは、
困ってしまいます。
リーダーは、部下や仲間の〝思い〟を形にするために
ときには矢面にも立つことになるのですから
それなりの武器・・・装備・・・力を
発揮出来る、自由が無ければ、リーダーが
やられてしまいます。
リーダーが討ち死にする様なチームでは
戦いに勝てるはずはありません。
だから、リーダーには独断できる力が必要ですよね。
そして、その力を、振り回さない胆力も同時に
必要なのでしょうね。
・・・伝家の宝刀は、簡単に抜かないから
効き目があるとは思いませんか?
自分がリーダーであるとき、
また、自分がリーダーを仰ぐとき
いずれにしても
〝リーダー〟が力を発揮できないとしたら
そのチームのみんなが不幸になっていること
そろそろ気付いても良い時期なのかもしれませんね。
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稗島 正樹 まさき@活き生きトレーナー
NLPトレーナー
国際ニューロセマンティック協会認定メタ・コーチ
コミュニケーションプロセスイノベーター