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よく恋愛や結婚がうまくいかなくなる原因の上位に
あげられるのが

「性格の不一致」

ということは、
性格が100%一致した相手との関係。
であれば、上の話の逆で、きっと理想的な関係が作れるはずですよね。

あ、性格っていう言葉の定義も
曖昧ですね、三省堂の大辞林の一つの定義を使うと

『その人特有の行動の仕方、ならびにそれを支える心理的な特性。
 特に感情的・意志的な側面。』


・・・ここでちょっといたずらです。
   想像してみて下さい。
   正確が一致した人と暮らすとします。
   具体的に言うと、
 ・相手の行動が手に取るように分かる代わりに
  相手も自分の行動が手に取るように分かる。
そういう人とです。

そういう人と、
 互いに好きあっている状況だったらどうでしょうか?
 お互いに相手に興味を持っていたり好意を持っている相手です。

次に、
 自分が相手に対して片思いの状況だったらどうでしょうか?
 あなたが相手に対して、強い思いを持っているとき

さらに
 相手が自分に対して片思いの状況だったらどうでしょうか?
 あなたが相手に対して、強い思いを持っているとき

最後に、
 互いに相手を嫌っている状況だったらどうでしょうか?

・・・「恋は盲目」は言い過ぎかもしれませんが、
   相手に興味を持っていると、気付かずに“頑張って”
   同じところを探りに行ったりすることもありそうですね、
   「思いが通じ合ってるからこそだよね」なんて
   自画自賛なんかしたりするのかもしれません。

・・・そして、この思いが一方通行だと、
   ときとして、思いの強さに応じて
   「ストーカー」呼ばわりしたりされたりすることも
   あるのかもしれません。

・・・そしてさらに、
   相手への興味どころか、考えるのも・・・ということもあり
   “嫌い”で有ることを証明するがごとく
   「不一致」を探し始めているのかもしれません。

結果、「性格の不一致」といって、別れる(た)原因の証明となる現象にされます。

ここで、考えてみたいのは、
どうも、「不一致」は、本当の原因では、
なさそうだということです。

むしろ、「不一致」に、気付いていなかった、
もしくは、見て見ぬ振りをしていた
もしくは、無いと信じたかった・・・

こんな自分の中の心の動きが影響を与えているようなのです。

もしかすると、今まで「信じてきた」ことへの
執着が、「不一致があること」を許せなくなる
我慢できなくなる。
こんな事もあるのかもしれません。

一人一人、生まれた場所も、
してきた経験も、違います。

(気の)合う部分はあっても100%同じ人はいません。

「性格の不一致」だけを原因にしてしまうと
 どんな人間関係も修復のしようがなくなっちゃいます。

まずは、違いがあることに気付いたり、認めるあたりから
始めておくと、このあたりのハードルは下がります。
(期待を下げるのではありませんからね!!)

そうぞうしてみてください、
みんなの考えそうなことが、
全く一緒な世界を・・・

少なくとも僕にとっては、
つまらないし、つまらないどころか
恐ろしい世界だと思いますが
いかがですか?

そして、「不一致」があることを
自分の中の不満や我慢が爆発する前に
受け止めることが出来たら、
実は「不一致」は、「世界の広がり」に
読み替えることが出来ます。

違う考え方、違うとらえ方、違う大事なところ
それは、自分にないところですから、
その時点では「一致」しようがなかったところですから

そして、それを受け入れたとき
あなたの相手の「不一致」は減るかもしれません。
減らなくても、理解のエリアは広がりますよね。

結局は、相手との不一致の中身に
踏み込ま(知ろうとし)なくなることが
人間関係の破綻の原因のようですね。

いずれにしても、人間関係の基本は
相手のことを尊重する、興味を持つ
だとすれば、「性格の不一致」は
人間関係を気付くスタートラインに立っていないことに
なるのかもしれません。

・・・ある意味、一度身近な関係になると
   相手を尊重すること、忘れがちになりますもんね。
   
ここは、注意点かもしれませんね。

では。

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稗島 正樹 まさき@活き生きトレーナー
NLPトレーナー 
国際ニューロセマンティック協会認定メタ・コーチ
コミュニケーションプロセスイノベーター