仕事でも、プライベートでも
思い入れがあればあるほど、
「うまくいかない」とイライラします。

すると、その「うまくいかない」
問題なのか症状なのかに向かって、
意固地になって、正面突破をし始めます、
力ずくになんとかしようとしたり
先を急いでしまう。そんなこともあります。

得てして、そういうときに
解決の糸口、入り口は、
後ろや横にあることが多いのかもしれませんね。

戦いを人と人との心理戦という
側面から説いた、孫子では、

「戦いの上手い人は、
 自分の狙い通りになるように相手に働きかけて、
 決して敵の思惑には乗らない」

そんな人だと言っています。

私たちに向かってくる問題や課題が
「意志を持って」あなたを陥れようと
しているかどうかは分かりませんが、

意固地になって正面突破を試みているとき
あなたは、「問題」に囚われてしまっています。
まんまと。

まるで、「問題」に操作されたかのように
「問題」とラブラブにっていませんか?
・・・「そう、おまえをもう話さないぞ」
ってな調子で・・・。

その仕事、恋愛、などなどへの
「思い入れ」のエネルギーの分だけ
「問題」に入れ込んでいる・・・不思議になりませんか?

その「思い入れ」あなたの実現したい
ゴールに行くのに使いませんか?

サッカーの試合を見ていても
マラソンを見ていても
野球、カーリング、格闘技に至るまで・・・
(競技の偏りはご勘弁下さい)

駆け引きをしながら
相手を、自分のペースに持ち込んだ側が
優位に勝利へと向かってませんか?

山場を何回迎えても、
「時には、うまくいかないこともある。
 そして、うまくいくときだってある。
 うまくいくときが来るまで、どうするか?」
です。

「問題」と真剣におつきあいしているうちは
問題の後ろに隠れている「解決策」や、「解決後のゴール」とは
なかなかおつきあいできそうにないですよ。

ここは一つ、一歩引いて、「問題」さんに
「あなたの後ろに隠れているのだぁれ?」
くらい訊いてみますか?

そのために、一時撤退もありです。
敗退じゃなくて、作戦上の撤退ですからね。

そう、「押してダメなら引いてみな」
ですから。

その位、肩の力を抜いていれば
大丈夫です。

いま、肩に力が貼っているなら
大きく背伸びをして
肩を動かしたり、まわしたり。

心優しい人がいるなら
ほぐすのを手伝ってもらうのも
いいですね。

ときにある、うまくいかないときには、
肩の力を抜いて、押してダメなら引いてみる

です。