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「アイディアに柔軟性がないんだよね~」
 相手に言われる。
「あんたにゃ、言われたくないよ!」
 悪態をつきそうになる。

 その瞬間、耳元で
 ゴングが鳴ったような気がした。

 そう、相手の“柔軟性があればさらにいい”
 という裏のアドバイスを
 受け入れる“柔軟性”を失って
 ファイティングポーズを心の中で
 とった瞬間だ・・・

相手が、得意ではない上司や
ライバル視している人、
場合によっては後輩や、
いわゆる素人と呼ばれるひとから
言われると、防衛本能として

柔軟性を捨ててでも、緊張を始めます。

柔軟性がなければ、
アイディアにも広がり(遊び)は
なくなってしまいます。

そのときの、体の状態を思い出してみてください。

肩、腕、手、腹筋、背筋
太もも、ふくらはぎ、足
あるいは、口、歯

緊張して力はいっていませんでしたか?

心も身体も、自分の一部
脳のどの部分が関与しているか
同じところか、違うところかは別として
いずれも、“自分”もしくは“自分の脳”が
司っているものです。

その両方は、紛れもなく自分のものです。
ですから、
思考が柔軟性を失ったと同時に
筋肉も柔軟性を失っています。

じゃ、「たまにはゆるめてみませんか?」
手がつけやすいのは
「身体」でしょうか?

肩を動かしてみる
手を「ぶらぶらぶらぶら~」って振ってみる
深呼吸をしてみる
お風呂や温泉に入ってみる
「ぐで~」としてみる

思いつくだけでもいくつかありますし
身体を動かすというのは
意外といろいろできるものです。

一方で思考をゆるめるといっても、
「柔軟性、柔軟性、柔軟性」と考えても
そうはならなさそうですね、

たとえば、
綿アメでも想像してみたり
波の音を聞いてみたり
柔軟性の中のどのあたりが一番柔軟だろうか?
なんてバカバカしいことを考えてみるのも
いいかもしれません。

身体も、思考も
波に揺られる感じが近いでしょうか?

ゆったりとしたリズムでなくてもかまいません
時には早くなったり
またゆっくりとなったり
リズムさえも柔軟でいいわけですから。

こんな風に
「ゆるめてみる」ことを
心、思考、身体からやってみませんか?

一般的に
いろいろな状況に対応できる
「適度な緊張」というのは、
筋肉にも、思考にも「遊び」がある
といわれています。

緊張しっぱなしでは「遊び」無い分
かえって危険ですよ。

週の半ばを過ぎて
そろそろ、疲れが身体を緊張させているとしたら

「そろそろ、ゆるめてみませんか?」
 充実した平日を過ごした上で
 充実した休日を過ごすために・・・


では。


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稗島 正樹 まさき@活き生きトレーナー
NLPトレーナー コーチ
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