役割がある、体面がある、プライドがある。


周りが見ている、自分の姿がある。


毎日、毎日、人生の役割を演じているのかもしれない。


誰が決めたかもわからない、その役柄を一生懸命演じている。


もしかすると、嘘をつきながらなのかもしれない。


ふと、気づく。


だれが僕の人生の台本を書いているんだろう。


だれが僕の人生の演出をしているんだろう。


だれが僕の人生の共演者を決めているんだろう。


僕の人生の監督は自分自身。


そのことに気づかせてくれるのが、実は自分の周りにいてくれる人たち。


期待して、叱責したり、励ましたり。


違いに気づいて、説教したり、議論したり。


言葉がきつくて、僕自身か受け止めきれなくなることもある。


それも、ゆっくり、ゆっくり受け止めていこう。


そして、その結果、だれに僕の人生を見せていきたいんだろう。


人生の監督として。


その答えは、自分の中にある。


そして、自分の嘘の中にもその答えが含まれている。


そう、主演の僕と、監督の僕のつばぜり合い。


それが人生なのかもしれないから。


だから、今日も僕は嘘をつく。


良い『人生』という作品を創るために。