いつも閲覧いただきありがとうございます。

 

我が家の土地購入・注文住宅の理由や経緯などを備忘録的に書いていこうかなと思っています。

我が家もいまの家が建つまで紆余曲折が大なり小なりありましたのでもし良ければお付き合いください。

 

前の記事で書いたとおり、スーモカウンターの紹介された大手HMや地元ビルダーに個別訪問しつつ、地元デベロッパー会社とはプランニング契約を結んで打ち合わせをしていました。

 

地元デベロッパー会社の土地は、立地はとても良かったですが広さが約30坪となっていて、間取りなど具体的にプランニングしていくと、駐車場を確保すると愛犬のためのお庭スペースをあまり確保できない現実が見えてきました。

小庭スペースだったり、2階リビングにして広めのバルコニーを確保することは可能でしたが・・・

 

と、間取りの打ち合わせを重ねているなか、個別訪問した大手HMのX社の営業担当から「ご希望のエリアより少し外れますが、当社が新たに造成して売りだそうとしている土地があります。」と連絡がありました。

聞いてみると、先日の打ち合わせ時に雑談のなかで当初の希望エリアとは別に「このあたりのエリアでも良い土地があったらいいですね。」と気楽に話していた辺りで、雑談の中からクライアントのニーズを拾い上げてくるところあたりは流石と感じました。

で、最寄りの駅からは徒歩約30分くらいになってしまいますが、駅からは平坦で自転車で余裕ですし近くにバス停もあるので、アクセスは悪くなさそうです。

そこで、詳しくその土地の話を伺うことになり、X社のリアルサイズのモデルハウスを訪問して打ち合わせをすることになりました。

 

数日後、リアルサイズのモデルハウスを訪問しました。そこは、X社が建売住宅として売りに出しているとのことでしたが、それにしては外見や内装が豪華な感じがしました。その分、お値段も強気な金額でした・・・

リアルサイズということでモデルハウスよりは現実的な建坪でしたが、それでも比較的ゆったり目で、玄関やシューズインクローゼットからして広めになっていたりエコカラットをこれでもかと貼っていたりと、参考にはなりましたがここまで凝る気にはなれず話半分といった感じでした。

そりゃ、有り余るほどお金があればこれくらい掛けたいと思いますが・・・

 

その後、引き続き土地の話の打ち合わせになりましたが、約50坪の広さにもかかわらず、価格が高くなく、坪単価が周辺の相場と比較して安くなっていました。

もちろん美味しい話がそう転がっているわけがなく、安い理由を聞いてみると“市街化調整区域”だからということでした。

市街化調整区域とは、あまり市街化開発をせず都市化を抑制しようというエリアのことで、都市計画法により指定されています。一般的にはインフラが整っていなかったり生活利便施設が近くになかったりします。そのため土地価格も抑え目になっているようです。

とはいえ、その土地はX社が開発許可をもらって住宅地として造成しており、基本的なインフラは通っているということでした(下水はなく浄化槽ということですが)。また最寄り駅から徒歩30分ほどと不便過ぎるわけではありませんでした。

ちょうど私はそのエリアを仕事の用事で通りかかることもあり、閑静というか長閑な地区で悪いイメージとか全然ありませんでした。一方、妻の方はそのエリアを全然イメージできていなかったようですが・・・

それに“30坪の現実”を突きつけられていたところでしたので、50坪あればアレやコレやを叶えることができるのではないか!と夢と希望が広がっていきました。

というわけで、それまでそこで建てるイメージを全く持っていなかった大手HMのX社が、一気に候補に躍り出たわけでした。