Vol.104 『シュガーな俺』
著者:平山 瑞穂

言わずと知れた国民的病の代表格「糖尿病」について、著者の実体験を下に緻密に執筆されています。これを読み終わる頃には「糖尿病」に関して詳しくなること間違いなし。そして、「糖尿病」を発症しないために日々の生活を改めようと思うはず。

語り口は柔らかく、糖尿病の情報が詰め込まれてますが読みやすい。
あまり、その病の恐ろしさは伝わってきません。リアル感がないとういうか切実でないというか(主人公が糖尿病でも酩酊するほど酒を飲む姿のためか)、むしろ軽いです、重たいテーマなのに。
気軽に読めて「糖尿病に」詳しくなれ、病気がテーマなのにあっさりで読後感は爽やか。
「糖尿病」は2005年で700万人の患者数、その予備軍も含めれば2000万人で愛知県では7.5人に一人が患者。
話に深みはないですが、これは関心があろうがなかろうがかなり生活に身近なテーマなのでぜひ読むべき本ですね。なんせ、年齢は関係なしの食生活が原因でほぼなるもんですから予防知識を持たないと、若いから大丈夫なんて鷹をくくっていると危ないぞー