著:R.L. スティーヴンスン
これを読んで、いや表紙を見て初めて知りました。タイトルが「ジーキル博士とハイド氏」 であることに。今まで「ジキル博士とハイド氏」だと誤認してました。この思い込みは私だけでしょうか?
さて、感想は特にありません。それは現在において人間の多重人格がどういうものであるかがあまりにもポピュラーになって知られているために、陳腐に感じられました。おそらく当時であれば、衝撃的な内容だったのでしょう。
私は二重人格亜は誰もが潜在的に内包していると思います。程度の差はあるでしょうが、生活していく上でつきものの外的要因によって負荷されるストレスが受容できるキャパシティを超えたことにより表面化してくるものだと思う。これは結構身近で誰もがいつ発病してもおかしくない。ストレス過多の現代社会はそれを誘発しかねない土壌も条件も揃っている。二重人格は内なる心の実(声)。ストレスという栄養源を必要以上に摂取して肥大化して腐敗して現れる種(もう一人の自分)だと考えます。
満足度
★★★☆☆☆☆☆☆☆