運命の出逢いというものは突然現れるのですね。
アイドルという存在に何の理解も興味も接点もなかったこのわたしに不意に訪れた衝撃。

でもわたしがお会いした松浦亜弥さんはそれまで見ていたアイドルの松浦亜弥さんとは全く違った印象の彼女でした。
わたしがこんなにも松浦亜弥さんを一流の歌手として尊敬し敬愛するとは、全然予想も予感もなかったのですから不思議なことです。


2011年の秋でした。いつものようにゴロゴロと寝そべりながらYouTubeを彷徨っていました。そろそろ毎回見ている音楽動画にもだんだん飽きてきたころです。
そんな時何気に「歌の上手い歌手」(たぶん)でググってみたら、「松浦亜弥の歌唱力が半端ない」(こんな感じの表現)って出てきたのです。(今も出るのかは不明です)
ふ~~ん。またヲタ野郎が腐った耳で過剰な贔屓してんだろ、って軽く受け流し。
後日また同じようなワードでググったらまた出てきた。
どうせ暇な身のうえ、どんだけ上手いじゃと、ワシの耳は自分の腹くらい肥えとるぞと、冷やかしにYouTubeを検索。
そして出てきたのがこの動画。

松浦亜弥『ひとり』 Live at COTTON CLUB


(アップフロント公式YouTubeチャンネルより)

衝撃が走りました。
これが、あのあややかと。。。おちゃらけたアイドルじゃないのかと。。。
わたしはいつの間にかパソコンの前で正座をしていました。
そして、一連のコットンクラブのライブ動画を時間を忘れて一気に見終えました。

なんという、美しく優しい歌声なんだろう。
なんと素晴らしい、曲の表現能力なんだろう。
こんなに人の歌に引き込まれたのは久しぶり、いや初めての経験でした。
感動、感動、、、涙が溢れるほどの感動を齎してくれたことに、また感動。

しばらくの放心状態の後、心地よい感動とは逆の居たたまれない後悔という感情も生まれました。
どうして、松浦亜弥をもっと早く知ることが出来なかったのかと。。。取り返しの付かない深い後悔です、、、。

それ以来、このコットンクラブ2010のライブは松浦亜弥の原点になっています。
今も思い出しては繰り返し繰り返し観ています。
松浦亜弥 10TH ANNIVERSARY BEST(DVD付)/松浦亜弥
¥3,500
Amazon.co.jp