国宝・社寺・仏閣等手掛ける奈良山本瓦工業株式会社様の
平瓦製作用自動プレス、成形台木型です。
写真では何の変わりもないように見えますが、
裏面には色々と独自の工夫が随所にあり
ミリ単位の仕事が瓦の仕上がりを左右します。
この台に乗せられて微妙な調整をしながら
ねじれを入れたり谷を浅く、深くなど調整されていきます。
この木型に乗せられた平瓦が国宝文化財に使用されると思えば
大変光栄な事です。
皆さんは“瓦”に対してどのようなイメージを持たれていますか?
“瓦”そのものにです。
瓦は基本的には屋根に使われます。
何千枚…何万枚…
その中に一枚でも不良品が出ると、『ダメな瓦』と評価されてしまう程
厳しい世界なのです。
そして、時代の変化に合わせ瓦木型も
ミリ単位で変化・改造させていきます。
その時代の変化をいち早く感じ取る事が、今の時代を生き残り
伸びていけるのだと思います。
社会はたえず『変化』しています。
その『変化』を味方にしないで、
かたくなに『変化』を拒んでいると、
社会から取り残されるように思います。
最近、社会の変化の速さを本当に実感しています。
この『変化の波』を上手にとらえられれば、
とても幸せで豊かな人生が送れるように思います。
しかし、変化を拒んで
今までの居心地のいい場所にしがみついたままでいようとすると、
いずれ社会から取り残されてしまうように思います。
清水木型製作所