第2回御代替りを寿ぐイベント【大嘗祭と阿波忌部~貴方の中に宿るもの】

日時:7月14日(日)19時~21時

会場:目黒パーシモンホール(小ホール)

定員:200名

会費:2,999円(Peatix決済)こちらでご確認頂けます。
https://awainbe2019.peatix.com/view


徳仁今上陛下は大嘗祭という一世一代の宮中最大にして最高の儀式 を経て本当の意味の天皇陛下と成られます。

歴代125代の天皇の霊威を引き継ぐために大切な儀式であり、 霊の依り代としてのアラタエ(大麻の布)が大変重要な役割を果たします。

前回第1回の様子
2019年3月30日御代替わりを寿ぐ  大嘗祭と阿波忌部
「大嘗祭の本当の意味とは 大きな役割を果たしてきた阿波忌部族とは」をテーマに開催しました。

 

 

  • 第一部 林博章先生講演

林先生からは平成の時代の振り返りから、昭和になく平成であったものとしてIT、グローバル化、災害、リーマンショック
バブルまでは経済成長をしてきたが、永遠に成長が出来るのが難しい、経済成長の限界に近づいてきて今後AIの進化による社会変革が起こるかもしれない。
そんなバーチャルな時代に突入した平成が元号が変わりますます変化が来ると想定される。

これからの時代は今まで、そしてこれからのバーチャルの加速により、失われた心の渇きや日本の心が求められる時代になると想定し

新時代は
「精神の満足度を求める時代」

「本質と本物を求める時代」

「日本の原点を見つめる時代(原点回帰)」

いつの時代も原点を見つめて新しい時代を迎える事が大切。それによって未来を創る。
その原点を見つめるにあたってのヒントになるのが大嘗祭

 

 

 

大嘗祭について

大嘗祭を一言でいうと皇位継承の儀式の1つ

次に大切なのは、天皇陛下が即位して最初の新嘗祭(にいなめさい)
天皇陛下が交代する時の新嘗祭が大嘗祭と言われ
天皇陛下が正式な天皇陛下として歴代の天皇陛下の霊を宿す儀式
その2つが大嘗祭の大きな意味

新嘗祭は、稲の収穫を祝い、翌年の豊穣を祈願する祭事。
収穫された新穀(稲穂)を神前に献上して感謝の念を捧げ、これを神(自然)からの贈り物として食する儀式(神人共食)

大嘗祭の意義として
日本は建国以来、一度も王朝が断絶した事のない尊い国。その歴史は3世紀ころから21世紀まで途切れる事はなく継承された。
初代は神武天皇、魏志倭人伝では卑弥呼

天皇陛下が交代するたび日本の起源となる歴史を再生し現代に蘇らせる役目を儀式を執り行うことで果たしている。

 

 

最後に日本人が日本は何か?を海外で語れる様になってほしい。
林先生は日本人の自立が大切だと仰ります。
同じことを明治時代に福沢諭吉も言っていた。独立自尊の精神。

今こそ、私たち日本人は絶えることなく歴史が続いてきたことに感謝し、その意義を深く見つめ、誇りに思い、次世代に継承できるよう努力すべきである。日本の未来に向けては、日本人自らが、日本の原点とは何か、日本とは何かを語れるようにならねばならない。それは日本人の自立であり、『大嘗祭』の斎行と阿波忌部の歴史を見つめ直すことで、日本人は未来への輝かしい日本創生への一歩を踏み出すことができると思うのである。

 

大嘗祭と阿波忌部(林先生、松前様対談)

 
 

 

「阿波忌部の神様は20年以上前からまだ注目されていなかった阿波忌部を愚直に研究し続けてきた林先生だからこそ、林先生が選ばれた方である。 もし、林先生でなければ注目もされず、研究する方もなく忌部の歴史をしらないまま新しい年を迎えていたかもしれない。」

そして、阿波忌部を現代に活かすという事で 林先生に阿波忌部の意味と価値について語って頂きました。

伝えたい阿波忌部の精神

日本各地にに残る阿波忌部の精神
(フロンティア精神)
・日本各地に進出し、多様な産業を伝播させました。特に海路黒潮で房総半島にわたり関東を拓きました。

(産業興しの精神)
・良質の麻、穀を植え、日本各地に農業、生活、産業、文化の基礎を築きました。

(共存共栄、平和の精神)
・安房神社境内の忌部塚には、房総半島に農業、漁業、建築技術をもたらし、先住民族とともに力を合わせて房総の地を切り拓いたとあります。

(相互扶助、救済の精神)
・茨城県結城市小森の「大桑神社」には、阿波忌部なるものがこの地を通ると、大桑の木が茂り、その部落の人の欲するまま蚕を与え、養蚕の仕方を教えたとあり、それが結城軸のもとになりました。千葉県勝浦市の阿波忌部末裔の伝では、天変地変の時は、自給自足をして皆で分け合って命をつなげるのは忌部の義務だといいます。

 

 

最後に松前さんから

力の差がある場合、支配の構造が生まれるのが当たり前の時代に阿波忌部族は平和的な感性で力の支配をせず、教え分け与え共存共栄、相互扶助の精神があった。

感性論哲学芳村思風先生が説かれる、これからのあるべき人類の在り方「縦社会から横型社会」それを2000年近く前から忌部は横型社会を営んでいてこれからの在り方を考える前に、忌部の地(徳島)に連れて行って、これからの時代を学ぶ前に思い出してもらう!

現地で感じる事、思い出す事を行うことに価値があるという事で阿波忌部女神ツアーを開催している事を語って頂きました。