泡姫物語2*ソープ嬢の恋* -3ページ目

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第2話 /第二章「コイビト」③

ゴム擦れしないように、


事前に潤滑ゼリーを仕込んてあるアタシのアソコは。


ソイツのソレを、いとも簡単に受け入れてしまう。




2回・・・・




3回・・・・・




とソレが出入りして。




ソイツの息が荒くなり、


唇が、アタシの口から離れた瞬間・・・・





「やめて!!!!!」




アタシは大声で叫び、


ひるんだソイツを突き飛ばした。




「フ・・・フロント電話します。」




「え~何?気持ち良さそうだったじゃない~」




「電話します。」





と、受話器に手を伸ばすと、





「ごめん。分かったよ。ごめん。」





と土下座をはじめた。






何だコイツ・・・・?





今まで感じたことのない、


黒い感情がわきあがる。





「ごめんね・・・ほんとごめん。酔っ払っててさ。」





酔ってなんかいないだろう。



最悪だ・・・・






トゥルルルルルル






さっき、少しだけ受話器に触れたせいか、


フロントに電話がつながっていたらしい。



切れたのを不審に思ってか、


店長が電話をかけてきた。




そのお客様は。


まだ土下座して、


「申し訳ない。」


と言っている。





「もしもし。」





「どうした?コールした?」





「あ・・・いえ。なんでもないです。」





何故言えないのだろう・・・・






「あれ?そう。分かりました。」





電話を切る店長。





何故言えなかったのだろう・・・・



「ナマでヤられた」と・・・・






「君・・・優しいね。」




とつぶやくお客様・・・・





ルールを守らなかったとしても。



アタシは、お金をもらっているのだ。



最後まで、ちゃんと接客はしないといけない。




そんな風に考える自分と。




ありえねえ客だ。



今すぐ追い出して、出禁にするべきだ!



と怒り狂う自分がいた。





何が何だか分からなかった。


どうすることが、正解なのか。


そんなこと、分からない・・・





問題は起こしたくない。



問題を起こしたのは客じゃないか!






葛藤・・・・






・・・・・・・・・・・・・・・







結局・・・・



アタシは。


その後を、何事もなかったように接客した。





お風呂に入り。



普通の会話をし。



ゴムを着けて、



普通のSEXをする。



時間が来て。



普通にお客様を見送る。





「今度また、君指名で来るから。」



とか。



「言わないでくれてありがとう。」




とかいいながら、



部屋を出て行く彼の後を追い、




「ありがとうございました。おやすみなさい。」




といつものように、


満面の笑みでつぶやく。






そして。




「おつかれさまでした~」




と部屋に戻り、





「さてと。掃除しよう!」





わざと声に出して言ってみる。






「もう二時まわっちゃったや。」






わざと、声に出して・・・・








蓋をした感情が沸々と湧き上がってくる・・・







ぐちゃぐちゃになったベッドの上のタオルを




引き剥がしたら・・・・





「バカじゃないの・・・・」






本音がこぼれた・・・・






「最低・・・」








そして・・・・



アタシは泣いた・・・







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おりおん (

【ノンフィクション】

*タイトル変更  「紅姫物語」   ゆきの桃花 





第一話 全13章完結

「泡姫物語*ソープ嬢に登りつめるまで*」  

ケータイコミック化決定!2009年5月。全6話構成で発売を予定

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桃花