15年目になった稲村城跡保存運動を振り返って ~会報第40号と「城跡巡見」参加者募集 | Blog 安房国再発見

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1996年から始まった房総里見氏の本城稲村城跡の文化財保存運動 は、

城跡の保存とともに国指定史跡にしていく市民活動を地道に続け、

15年目を迎えました。


この間、市道計画は変更となり、稲村城跡 の保存が決まり、

国指定史跡に関しては、館山市教育委員会によって、

館山市稲村城跡調査検討委員会が設置され、

具体的な取り組みがすすめられてきました。

2008年3月に『報告書』を提出したものの、

文化庁からもっと調査研究を深めるようにとの指示を受け、再提出となりました。


再び稲村城跡調査検討委員会を再開させ、

これまでの房総里見氏の歴史・文化の全容を含めて、

稲村城跡のもつ歴史的な文化的な価値を再評価して

2010年3月には、総合的な調査研究をもつ『報告書』を再提出しました。


地域においては国指定に関わってくる土地の所有権、

とくに稲村城跡主郭部に占めている共有地問題を

円満に解決させていくため、これまで稲村城跡利活用委員会の皆さんが、

大きな役割を担い、地域から史跡化を呼びかけている姿に感銘をうけました。


この15年に及ぶ市民による保存運動によって地域のシンボル的な存在里見氏稲村城跡 が、

地権者はじめ地元関係者の皆様のご理解を得ながら、

中世城郭では千葉県では2番目になる国指定史跡への第一歩が踏み出されている姿に

大きな感慨をもっているところです。


安房の里見氏が改易されたのが1614年ですが、

来る2014年には、「400年」というを大きな節目を迎えます。


いまある地域文化を活かすために、里見氏の歴史・文化とともに、

小説である『南総里見八犬伝』を「地域ブランド」にしていくことは、

安房地域の活性化のために重要なファクターになっていくはずです。


(「里見氏稲村城跡を保存する会 」代表・「NPO法人安房文化遺産フォーラム 」代表 

  「館山市稲村城跡調査検討委員会 委員」:愛沢伸雄


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