102歳の無形文化財レディ | Blog 安房国再発見

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102歳の和田秋野 さんを館山老人ホームに尋ねました。

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秋野さんは、1908(明治41)年大分生まれ。

21歳で家族とともに父の故郷房州に移り住み、

1934(昭和9)年、遠藤虚籟 の門下に入り、綴織を学ぶ。

岡田三郎助や和田三造にもその才を認められながら、

洋画の世界には進まず、師匠虚籟を支えながら、

一切万物の戦争犠牲者の冥福と世界平和を祈願する一大曼荼羅を完成し、

1950(昭和25)年、全日本仏教徒の総意として

「曼荼羅中尊阿弥陀如来」を国連NY本部に寄贈。

1973(昭和48)年、館山市無形文化財、

1982(昭和57)年、千葉県無形文化財に指定される。


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前館山病院長の高野良裕先生(左)。

NPO法人安房文化遺産フォーラム 愛沢伸雄代表と

奥さま・香苗さん、老人ホームに勤務の長男・幸洋さん。


今日の名言。

「新聞見てると、85歳で天寿を全うって(笑)、私からいうとまだまだよ!」


東奔西走していろんな人にあっている高野先生も、

「全国でもこんな102歳は見たことないよ!」と、

その抜群の記憶力と、熱をこめて「平和」を訴えるパワーに驚く。