安藤サクラさん主演の映画、百円の恋を見てきました!
※この感想はネタバレを含みます。

主題歌を歌っているクリープハイプが好きなのと、予告を見て気になっていたので見たのですが、面白かったです!
百円の恋という題名と、予告での「ボクサー狩野との遅咲きのロマンス」という言葉から、恋愛中心の映画かと思いきやそんなことありませんでした。
前半は恋愛中心なのですが、後半になるにつれて一子がボクシングを通して人生と戦って立ち上がろうとする話になる。
笑いどころもありながら、深い内容でもあって、最後はちょっと泣いちゃいました。
人生でずっと負けてた一子が、狩野と、ボクシングと出会って、戦って戦って戦って、でも負けてしまう。ここで勝てないところが、リアルだなって思いました。
一度くらい勝ちたかった。
そう言って涙を流す一子に、私も泣いちゃいました。
試合には負けたけど、でも必死で戦って立ち上がった一子は、もう人生に負けたりしない。
何度倒れたって、立ち上がれる。
そしてやっぱり、こんな風に感動したのは安藤サクラさんの演技力の賜物というか、本当に素晴らしかったです。
ほんと最初はダメな女なんですよ!
動きも体型も仕草も、全部が気怠げでやる気がなくて、でもどんどん変わっていくんです。
丸まっていた背筋が伸びて、たるんでいた体が引き締まって、死んだみたいな目が鋭くなる。
一子がどんどん変わっていく様子が見事に表現されていました……。
狩野役の新井さんのダメ男っぷりもすごくよかった笑
また、主題歌の百八円の恋の歌詞が、映画を観た後に聞くと余計心に響きました。
立ってるだけでやっとで、思い通りにならないことばっかりで痛くて痛くて仕方なくても、でもやっと見つけた自分の居場所に立って居たいから、だから戦う。
もし負けたって、それは戦った証拠だ。
負けたって立ち上がれ。
痛くたって戦え。
その場所に居たいのなら。
そんなメッセージを、この映画から受け取ったような気がします。


