私は母親を亡くしています。
今思うのは母にレシピを教えてもらっておけば良かったと。
時々無性に食べたくなるあの味。
私の母はずっと病気がちで、でも時々一生懸命台所に立って作っていました。
母が料理を作っていると、うれしくていつも後ろで見ていた幼い私。
二度と食べられない母の作った卵焼き。
そう思い立ち、娘に味噌汁の作り方を伝授する事に。
(はなちゃんのみそ汁とても感動しました。。。)
幼い娘がなんで急に料理を教えるの?と聞いてきた。
なんて言ったか覚えていない。
なんだかとても切なかったのは覚えている。
でもその料理の内容が
私「はい、鍋にこの袋いれる。サーっと。ダシ終わり」
娘「え、これだけ?」
うちは化学調味料なので。
私「はい、この液体味噌汁をお玉にいれて。鍋に入れる」
娘「え、これだけ?!」
私の味噌汁、教えるまでもなかった。。。
娘「あ、ママ私の大好きな海鮮スープの作り方教えて!」
私「ああ、それはこれ。お湯いれて終わり」
娘「ええーーーーー!!!!それだけ?!」
結果、娘にはいかに時短で料理を作るか、
という事しか伝授できませんでした。。。
あまりに簡単すぎて、娘と大爆笑してしまいました。
ああ、楽しいな。
こういうの、いいな。
今でも思い出して、ふふふ、ってなります。