この担々麺を口にするまで、
3時間35分。
お店の名前は「創作麺工房 鳴龍(なきりゅう)」。
「ミシュランガイドブック 東京版」で一つ星を取るラーメン店です。
ミシュランの事をよくわからない人のためにお伝えしますと・・・
一つ星を取るという事は、僕の中で「年収5000万円あります」と同じくらいのすごさ。(二つ星は年収3億、三つ星は年収10億くらいかしら。)
三つ星から二つ星に降格し、自殺したシェフもいますし、
星を取るという事は本当にすごい事なんです。
2011年に「ミシュラン香港・マカオ」で、ちゃぶ屋の森住氏がプロデュースした「香港MIST」が世界で初めてラーメンで星を獲得した時は、
香港までラーメンを食べに行きましたから!
ちなみに12/19にお笑い芸人シューマッハ・中村さん&友人と足を運ぶも
スタッフさんの体調不良であえなくあぼーん。
今回2回目のチャレンジ。
なめてました。
寒い。
寒すぎる。
友人の飲食店オーナーは並んでいる間に唇の水分を持っていかれ、
唇が真っ二つに割れて血が滲んでいました。
リップクリームで対処できるレベルではありません。
中村さんは鼻からつららの様な鼻水を垂らしていました。
寒さで動きが止まる中村氏↓
突然屈伸を始める外国人。
途中、カリフォルニアから来ていた外国の方に「Are you shimiken?」と話しかけられ、記念撮影したら「おごるよ!」と担々麺の食券をゲット!やった!
2時間くらい並んでいると、いつ入れるか見えなくなってくるので、続々とリタイヤ組が出現。
前にいた男性3人組は時計をちらちら気にして、結局2時間ほど並んでリタイヤ。
お尻に予定を入れていてはダメなお店です。
駐車場も打ち止めを超えてきます。
前に並んでいたフランス人カップルと会話。
寒さと時間を紛らわせようと、知らない人同士で会話が生まれます。
明日は金沢に行くそうです。
北陸新幹線の中で買えるホタルイカの素干しを勧めました。
担々麺を食べ終わった後、そのフランス人と「see you agein !」と抱き合ってバイバイ。
絆。
●これから行く人へ●
・昼よりも夜の方が空いているらしい。
・店内は10席。なので1回転目で入れるよう昼は10時前位に、夜の部は17時前くらいに並べば1転目に入れる可能性大らしい。
並ぶ前に並ぶの方が、並ぶ時間は半分。
・麺類は一人1品しか頼めない。
僕は19歳の時、山で遭難したことがあります。
一人は崖を滑り落ち骨折。
ビバークを予定していた山小屋が崩壊していて、みんながパニックになって何時間も歩いた末、別の山小屋を見つけて泣いて抱き合って喜んだことを思い出しました。
人は追い込まれると、仲間意識が生まれ、共に生きようとする。
ラーメンの行列は、なんだか大切なことを改めて教えてくれた気がします。