2016なつやすみ立山~新穂高縦走⑪5日目:赤牛から水晶へのキモチいい稜線をあるこ!!の巻きの続きです
北アルプスを歩いていると大抵ミスチルのこのフレーズを思い浮かべる
地平線の先に辿り着いても
新しい地平線が広がるだけ
「もうやめにしようか?」
自分の胸に聞くと
「まだ歩き続けたい」と返事が聞こえたよ
水晶から水晶小屋を越えて
ワリモ・鷲羽が見える
鷲羽直下に三俣蓮華のテン場も見えた
「ぽんちゃ、ももちゃ、いこっか」
そういうとふたりとも元気よく返事をした
「あい!」
「あたちもよ!」
すぐ旅立つには眺望がよすぎて
わたしもぽんちゃもももちゃも男の子も、この時山頂にいた他の人も
随分とゆっくりここでぼーーーっとした
どなっちに問題①「さて、こちらはどちら方面でしょう?こたえは『た〇〇ま』方面」
どなっちに問題②「遠くに見えている青い湖は何湖でしょう?こたえは『く〇〇湖』」
どなっちに問題③「やけに赤茶けた山の名前は何でしょう?こたえは『あ〇う〇岳』」
簡単だとゆってほしいwww
薬師
黒部五郎
その手前に雲ノ平
ワリモ・鷲羽・中央奥に三俣蓮華・その奥に双六
笠は雲の中
槍
左側に常念も見えてる
右の綺麗な形の山から常念・東天井・大天井
燕山荘と燕
今日も大賑わいかなー
クローズアップしてワリモ・鷲羽
鷲羽の鞍部に三俣蓮華小屋
ひそかに双六小屋も見えてるwww
めっちゃ眺望いいねここ
そして水晶小屋はもうすぐそこ!
最後にもっかい黒部ダム振り返る
どんだけダム好きになったWWW
やーーもうほんと黒部ダムからここまで、素敵すぎた!
そして電波をありがとうっ
そして赤牛と立山
感謝の気持ちでいっぱいです
何気に今回熊が心配だった
何種類かジャラジャラ熊鈴つけて複数人を醸し出そうと思ってたのに忘れた
ところが雄山神社で御祈祷して頂いた時に頂いたあの赤札と鈴のおかげで
ふたりを醸し出すことはできたと思うソレハナイッテ?イヤァキモチテキニツヨクナッタヨ
雲ノ平
別に雲ノ平そんなに好きじゃないけど(ブヨいっぱいいたしテン場のトイレ超ド級だったし)
だけどスイス庭園だけは別格だった
ちょうど、踊り場が見える
裏銀座縦走から雲ノ平寄って捻挫した時
山ちゃんにテーピングしてもらって歩き続ける事ができた
そして山ちゃんはスイス庭園に連れてってくれた
今でもあの踊り場から見えた景色は忘れない
本当にスイスのようで
どこまでも広くて
かえちゃんと一緒に同じ景色を見たんだ
その時踊り場から見えた景色
いろんなことを忘れてしまっても
一瞬の感動を忘れることはない
だんだんカールがよく見えてきた黒部五郎
さて、いこっか
11:25 出発
11:55 水晶小屋
男の子もここでごはんを食べることに
わたしはガスがあと少ししかない、、、のと甘いのを食べたかったので小屋のおしるこを注文することにしました
「ぼく、おしるこだいすきでつ!」
「あたちもよ!!」
お茶までついて、おいしかったです
随分まったりしました
12:30 出発
こっからの行程はこんな感じです
あと2h50m!
まりちゃにも電話して三俣蓮華まで行くことを伝える事ができました
ちょうどこの頃、まりちゃたちは杓子平まであと20分というところを歩いていました
まりちゃたち、快調でもう撤退はないだろうとの事
すごく嬉しかったです
笠方面に龍神が
でも龍神が涼しさを提供してくれていたかも?って今は思います
肝心なとこでは景色をみせてくれてたしね
水晶から一旦ワリモ北分岐まで降り、そっからワリモへ
素敵な道が続きます
いよいよワリモ岳へ!
ここから先は未踏なのです
本当は裏銀座縦走ん時、雲ノ平寄って、帰りにこっちからワリモ・鷲羽と行く予定だった
だけど捻挫してしまったので雲ノ平からダイレクトに三俣蓮華に行ったんだ
三俣蓮華には診療所があったからね
なので今回の長期縦走の最大の目的は読売新道を歩く事だったけど
ワリモ・鷲羽に登頂することも楽しみだった
ワリモ岳は割物岳というだけあってこんな感じ
不思議だよね
13:20 ワリモ岳(2888m)
「ぼくのねんがんかなたでつ!!」
そしていよいよ鷲羽へ!
本日最後の山だ!!
三俣蓮華小屋もすぐそこ
テン場は大丈夫そうだ
この下にいるおふたり
ずっとおなじところにいるなーと思ったら
鷲羽登山道から外れたところにある異物がザックにみえる
誰か滑落してるのではないかと心配してみていたんだ
ここ
確かに肉眼でみると自然界の色っぽくないしザックっぽくみえるし不安になった
でも一眼トリムで拡大してみると岩だった
ほっとした
おふたりのように滑落者かもしれない?!ときづけることは大事だと思う
今回は違ったので本当に安心した
双眼鏡があるといいよね
雲ノ平からダイレクトに三俣蓮華に行く際激下ったルートが見えました
北ア屈指の危険なガレ激下りルートと思います(ひち調べ)
あっこで捻挫重複したら相当やべぇと思ったよね
最後の鷲羽への登りで失速
一気に疲れが出た
男の子がゆっくり歩いてくれた
ありがとう
ヴィクトリーロード!
本日最後の山とうちゃこ
3年ぶりの悲願(でもないけど)達成!
13:55 鷲羽岳(2924m)
あちらから歩いてきました
水晶、そして奥にまだ劔まで見えてました
硫黄尾根かっこいい
眼下には鷲羽池
ガレてるからきをつけておりようー
14:15 下山開始
ふり返ると青い空
雲も演出してくれている
ずっといい天気だった
ありがとう
15:00に無線の約束をしていたのでコールしてみたがもうだいぶ降りてきてしまっているので厳しかった
明日逢えることを信じて無線を切った
小屋まであと少し!
小屋に着いた時間は忘れてしまったけど
15:05ぐらいには着いたかな???
本日の総行動時間約13時間でした!ヨクガンバッタ!
同じく奥黒部ヒュッテにテント張っていたおにいさんも到着!!
このあとみんなでビールで乾杯したよー
そして相席だった方が沢登りの達人だった
名前は高桑信一氏だった
山小屋の主人を訪ねてという本も書かれていた
湯俣へのルートが気になっていたのでお話しを伺えて嬉しかったが
「木をちょっとつかんでどうにかすればなんとか越えれる」とアドバイス頂いたが
相手がプロなだけにちょっとつかんでどうってのが自分に通用するのか全く参考にならなかった
ごはんはガスが少ないのでやはり小屋のやつ
「しふどぬどるでつ!ぼく、これだいすきでつ!」
「あたちもよ!!」
今まで歩いたルートのことや、これから歩きたいルートのこと、
山にはいろんなやつがいるっていうツワモノ話など話は尽きなかった
しかし日は暮れてきて
今日という長かったようなあっという間だったような楽しかった一日ももうおしまい
いよいよ明日はまりちゃたちと山で合流できる!
さて、どの辺で?
わくわくしながらシュラフに潜った
つづく